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介護現場のお悩み解決!車椅子からのずり落ちを予防する方法とは?

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この記事では介護現場の悩みの種である車椅子からずり落ちる原因、また、車椅子からのずり落ちを予防する方法について解説しています。

介護現場では車椅子を利用している高齢者を多く見かけますが、これらの高齢者が車椅子からずり落ちてしまうことが介護現場での悩みの種となっています。

なぜ車椅子からずり落ちてしまうのか、また、どうすれば車椅子からずり落ちてしまうことを防ぐことができるのかご存知ですか?

ここでは介護現場の悩みの種である車椅子からずり落ちる原因、また、車椅子からのずり落ちを予防する方法について解説していきますので、車椅子からのずり落ちを防ぎたいという方は是非ご覧ください。

車椅子はなぜ姿勢が安定しないのか

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車椅子というのは、自分自身で歩くことが困難になった高齢者や障害を持った方などが、生活範囲を拡大するために必要不可欠なものとなっています。

ただ、車椅子を利用している方の中によく見かけるのが、おしりが前方へ滑って骨盤が後方へ倒れているというような安定しない姿勢で車椅子に座っている方です。

これらのいわゆる「ずれ座り」と呼ばれる座位姿勢をとるのは高齢の方に多いのですが、なぜ車椅子では姿勢が安定しないのでしょうか?

これは人間の身体のつくりが関係しており、二足の足で歩く人間は長い時間、座位で正しい姿勢を保持することに適した身体のつくりではないということが大きいのです。

健康な方でも長時間、正しい姿勢を維持するのはしんどいですが、それが身体機能の衰えた高齢者ともなると当然、正しい姿勢を維持しながら座り続けることは困難となります。

車椅子からずり落ちる原因となるもの

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先程の項目で、高齢者の方は正しい座位姿勢を長時間維持することは困難であるということを申しあげましたが、ここでは車椅子からずり落ちる原因となる主な原因を4つ解説していきます。

その① 車椅子が合ってない

車椅子を長時間使用するためには、車椅子にて正しい座位姿勢を保持するということが非常に重要になってきます。

身体機能が低下している高齢者にとって車椅子とは日常生活を送る上で必要不可欠なものであり、使用する車椅子については利用者の身体に合ったものを選択する必要があります。

利用者の身体に対して車椅子が大きすぎるというような、利用者の身体に合っていない車椅子を利用していると、安定した座位姿勢をとることができないので身体が崩れることになり、最終的に車椅子からずり落ちてしまう可能性が出てきます。

また、ずり落ちる以外にも食べ物が飲み込みにくくなる、呼吸がしにくくなる、褥瘡ができるというような様々なリスクが上昇することになります。

車椅子は介護保険を利用してレンタルすることが可能になっていますが、レンタルする車椅子を選定する際には利用者の身体に適しているかをしっかりと検討する必要が出てきます。

また、利用者の身体に合っていないと感じた際には専門家に相談することが必要になってきます。

その② 筋力が低下している

筋力が低下していることも車椅子からずり落ちてしまう原因になり得ます。

先程の原因とかぶるところもありますが、利用者の身体に合わない大きな車椅子を使用していると、座シートがたわんでしまうため安定した座位姿勢をとることが困難になり、座位姿勢が崩れてしまいます。

人は歳を重ねるごとに身体機能が衰えていきますが、車椅子を使用しなければならない状態になっている方などは筋力も低下していることが考えられます。

筋力が低下している方が車椅子にて座位姿勢を崩してしまうと、その場で踏ん張ることができずにそのままずり落ちてしまうということが出てきます。

もし、筋力が低下しておらず、座位姿勢が崩れてそのままずり落ちそうになったときに力を入れて持ちこらえることができたとしても、それに集中するあまり他の活動を行えない状況になります。

また、身体に与える負担も大きいものとなります。

その③ 臀部が痛くて自分で動く

現在では、自分自身の足で歩くことが困難になってしまった高齢者の方でも、寝たきり状態になることを予防するために長時間車椅子に座るという方が多くなってきています。

しかし、同じ姿勢で長時間座り続けるということは車椅子を必要としない健康な人にとっても難しいことです。

一般的な車椅子は長時間座り続けることに適した作りではないので、長時間座り続けていると臀部(おしり)が痛くなってくることになり、ひどい場合には褥瘡となってしまうこともあります。

そして、このような痛さを緩和するために身体を傾けたり、おしりを滑らせたりというような行動を無意識のうちに行うことになりますが、車椅子を使用するような身体が不自由な方はこれらの行動によって崩れた座位姿勢を元に戻すことができません。

このため、最終的に踏ん張りきることができずに車椅子からずり落ちてしまいます。

その④ 円背になっている

円背とは背骨の胸椎の部分が過度に丸くなっている状態で、猫背とも呼ばれるような状態のことをいい、先天性後弯症などで生まれつきこの状態である方もいますが、骨粗鬆症や脊柱の変形などを始めとするような加齢を原因として引き起こされることも多くなっています。

円背の方は座っていると前屈みの姿勢になりますが、これはお尻が滑りやすい状態でもありますので、結果として車椅子からずり落ちてしまうということが起こってしまいます。

ずり落ちを予防する方法

まとめ
ここまで車椅子からずり落ちてしまう原因について解説してきましたがいかが、ここではずり落ちを予防する方法について解説していきます。

その① クッションを利用する

まずはクッションを利用するという方法です。

多くに車椅子は折りたたみの機能を優先するあまり座面がスリングシート担っています。

このスリングシートは長時間座ることには適していませんので、車椅子で長時間適切な座位姿勢を維持するためにはクッションを利用するという方法が一般的となっています。

車椅子に長時間座っているとお尻が痛くなってきたり、ひどい場合には褥瘡を生じてしまうことになりますが、車椅子用のクッションを利用することによって車椅子からのずり落ちを防止することが可能になる他、褥瘡が生じることも予防することができます。

その② 適切な車椅子を選択する

車椅子用のクッションを利用して座位姿勢を安定させることも重要なのですが、最も重要なのは利用者に合わせた車椅子を選択するということです。

車椅子を選択する際には以下の2点に注意をするようにしてください。

[利用者の体格や身体状況に合わせる]
標準的な寸法の車椅子は、小柄な高齢者の方には適さないという場合が多く、このような車椅子を使用していると座位姿勢を安定させることが難しいため、車椅子からずり落ちてしまう可能性が出てきます。

このため、必ず利用者の体格や身体状況に合わせた選択を行う必要があります。

[使用する場所を考える]
屋内で使用する場合は寸法や小回りがきくかを重視して選択しましょう。

また、屋外で使用する場合には路上の状態を考えた上で安定性を重視するのか、小回りのききを重視するのかを検討する必要があります。

このように使用することになる場所を考えた上で車椅子を選ぶということもとても重要になってきます。

まとめ

要支援認定を受けるには
ここまで介護現場の悩みの種である車椅子からずり落ちる原因、また、車椅子からのずり落ちを予防する方法について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

自分の足で歩くことが困難になっている高齢者や障害を持った方などにとっては、日常生活を送る上で車椅子はとても重要なものとなっており、生活範囲を拡大するためにも必須となってきます。

ただ、使用している車椅子が自分自身の身体に合っていなかったり、利用者自身の身体機能が低下していたりというようなことが原因となって、車椅子からのずり落ちてしまうということが少なくありません。

このような車椅子からのずり落ちを防止するためにも、利用者の身体に合わせた車椅子を選択したり、クッションを利用したりすることがとても重要になってきます。

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