この記事では介護用リクライニング式車椅子のおススメ10選を紹介しています。
身体機能が衰えてきた、障害を持っているなどの理由で歩行が困難な方が生活範囲を広げるためには車椅子が必要不可欠となってきます。
車椅子には一般的なものから電動車椅子まで様々な種類がありますが、その中でリクライニング機能が付いている車椅子があるということはご存知ですか?
ここでは介護用リクライニング式車椅子のおススメ8選を紹介していきますので、興味のある方は是非ご覧ください。
リクライニング車椅子とは
人は歳を重ねるごとに身体機能が衰えていきますので、それにともなって自分自身の足で歩くことがつらくなってきます。
そのような場合に重宝されるのが車椅子ですが、車椅子にはリクライニング機能が付いているものもあります。
リクライニング車椅子と呼ばれるこの車椅子ですが、「リクライニング車椅子」と「ティルト・リクライニング車椅子」という2種類に分けることができます。
「リクライニング車椅子」は背もたれの角度を調節することができるので仰向けに近い休息姿勢をとることが可能になっていますが、倒れるのは背もたれのみとなります。
一方「ティルト・リクライニング車椅子」は座面と背もたれが連動して倒れる機能が搭載されている車椅子で、その連動機能によって休息姿勢をとる際にもすべり座りにならず、褥瘡などを予防することが可能になるというものです。
このティルト・リクライニング車椅子ですが、少し前までは大きくて重いという特徴がありましたが、現在では軽量かつコンパクトなモデルが多数出てきています。
おススメその① ミキ フルリクライニング MFF-50
こちらはフルリクライニング車椅子の決定版ともいえる商品で、車椅子にてゆったりとくつろぎたいという時や姿勢の変換が必要になった時にワンアクションでフルフラットになるという優れものです。
ダンパークッションによってわずかな力でなめらかなリクライニング操作が可能になっており、利用者の身体に余計な負担を掛けることがありません。
また、足踏み式の駐車ブレーキを採用しているため、介助者の腰への負担も軽減してくれます。
おススメその② ミキ BAL-14
こちらもミキのリクライニング車椅子となっており、シンプルなモデルにリクライニング機能が付属しているタイプとなっています。
リクライニング機能は手元の操作によって行うことができ、95~175度の無段階調整が可能になっています。
また、エレベーティング機能を搭載しており、フット・レッグサポートの角度が左右独立して調節することが可能になっており、リクライニングの際や足を曲げることができないという場合に重宝します。
おススメその③ 松永製作所 マイチルト・コンパクト-3D MH-CR3D
こちらの商品ですがマイチルト・コンパクトという名の通り全幅が53㎝というコンパクトさであり、屋内でも抜群の使いやすさを誇るリクライニング車椅子となっています。
利用者の姿勢の安定度を高めるための「3Dモデル」が大きな特徴であり、「立体スリングシート」「背フレーム後方曲げ」「骨盤&体幹サポートフレーム」という3つの工夫によって、利用者の座位姿勢を3次元的にサポートしてくれます。
おススメその④ いうら RJ-360(プレミアタイプ)
こちらのリクライニング車椅子ですが、独自のリクライニング機能によって、長時間座っていても疲れないように利用者の身体をしっかりと支えてくれるというところが一番のポイントとなっています。
従来のものではリクライニングを行うと背中に「ずれ」が生じてしまいますが、こちらの車椅子はリクライニングを行うと背受けが下方向にスライドするため身体と背受けに「ずれ」が生じるということがありません。
また、座面にはゲルクッションを採用しており、体圧分散効果が高められているなど利用者のことを一番に考えて設計されています。
おススメその⑤ 松永製作所 アルミ製リクライニング車いす MW-13
こちらは折りたたむことができるリクライニング車椅子となっており、90~160度までのリクライニングが可能になっています。
また、ヘッドサポートやアームサポートが着脱式になっており、アームサポートを取り外すことによって移乗をスムーズに行うことが可能になっている他、安全ベルトも搭載されているのでずり落ちなどを予防することもできます。
おススメその⑥ カワムラサイクル 新リクライニング機構車いす ぴったりフィット KPF16-40
こちらは高性能なリクライニング車椅子となっており、リクライニングを行うと座面自体も傾斜するので、荷重が分散されて姿勢を安定させることが可能になっています。
また、低反発アンカークッションを採用しており、利用者の身体をやさしく包み込んでくれるような座り心地を提供してくれる他、座位姿勢を保つためのサポートを行ってくれます。
さらに、折りたたむこともできますので、コンパクトに収納することも可能になっています。
おススメその⑦ 日進医療器 NHR-7B
こちらのリクライニング車椅子はフルリクライニングタイプとなっており、簡易的なストレッチャーとしても使用することが可能になっています。
また、足踏みブレーキや転倒防止装置が搭載されているなど安全性を考慮した作りになっている他、ヘッドサポートの高さや角度を調節したりアームサポートを上下させることもできるため利用する方に合わせて微調整することが可能になっています。
おススメその⑧ 日進医療器 NHR-11
こちらは長時間利用しても身体への負担が少ないフルリクライニングタイプの車椅子で、92~177度までのリクライニングが可能になっています。
抗菌防臭加工が施されたシートを採用しているので、いやなにおいなども付きにくくなっており衛生的に利用することができます。
また、折りたたむこともできますのでコンパクトに収納することも可能になっています。
まとめ
ここまでおすすめの介護用リクライニング式車椅子を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
紹介してきたように介護用リクライニング式車椅子には様々な種類があり、リクライニング車椅子を初めて利用しようとされている方などにとってはどれを選べばいいのか分からないということもでてくるかと思います。
リクライニング車椅子を選定する際に一番重要になってくるのは角度調節範囲です。
ただ、何段階というように決まった角度にしか調整できないものも存在しているので最大角度を重視するのではなく、自由に角度を調節することができるタイプを選択するのがいいでしょう。
最近では自由な角度調節が可能になっている「無段階調整」のリクライニング車椅子が主流になりつつありますので、利用者が快適に使用することができるようにするためにも選定を行う際には是非「角度調節範囲」について検討するようにしてみてください。