この記事では在宅介護の強い味方となる車椅子と合わせて使用したいお勧めのクッションを10個紹介しています。
車椅子とは自分自身での歩行が困難になってしまった方の生活範囲を広げてくれるというアイテムで、歩行が困難な方にとっては必須ともいえるアイテムとなっています。
ただ、長時間使用には適していないものが多く、座位姿勢の保持が難しかったり、褥瘡が生じてしまったりする可能性も出てきます。
それらを予防するためにも車椅子と併せて使用したいのが車椅子用のクッションです。
ここでは在宅介護の強い味方となる車椅子と合わせて使用したいお勧めのクッションを10個紹介していきますので、車椅子の仕様を検討されている方などは是非参考にしてみてください。
車椅子と座位保持の関係性
車椅子とは自分自身で歩行することが困難な方にとっての必須アイテムとなっていますが、車椅子の座り心地は通常の椅子に比べて悪いことが多く、長時間の使用には適していません。
基本的に車椅子というのは「折りたたむことができる」ということ一番に考えて作られているので、長時間使用していると座面がたわんでしまい、座位姿勢が崩れてきてしまうことになります。
では、座位姿勢を保持するためにはどうすればいいのかということになりますが、車椅子において座位姿勢を崩さないようにするためには車椅子用のクッションが必要になってきます。
車椅子用のクッションとは、車椅子を利用する際に座位姿勢の保持や褥瘡を予防してくれるだけではなく、快適な座り心地を提供してくれるという重要な役割を担っています。
ただ、車椅子用のクッションには様々な種類があり、使用する車椅子の座面や背もたれの状況によっては座位保持や座り心地などに影響を及ぼす可能性がありますので、状況居合わせて適切なクッションを使用する必要があります。
おススメその① ピタ・シートクッション55
このクッションですが、一般的な低反発のウレタンフォームとは全く異なる最高レベルの座り心地を実現しているクッションとなっており、長時間座っても疲れにくくなっている上、安定した座位を保持することが可能になっています。
クッションの中は立体格子状のジェルとなっているため、湿気の多い夏でも蒸れにくく快適に使用することができます。
また、疎水性であるため水洗いをすることができ、いつでも清潔な状態で使用することができます。
おススメその② 車椅子専用設計クッション MF-1
このクッションは、車椅子での使用を想定して作られた車椅子専用のクッションとなっており、低反発でソフトな座り心地となっています。
高密度の形状記憶フォームを採用しており、体圧をしっかりと分散してくれるので利用者のお尻の形にしっかりとフィットして身体の負担を軽減してくれます。
おススメその③ 車椅子 GEL-Tクッション
こちらは長時間座り続けてもお尻が痛くならないことが大きな特徴である体圧分散効果の高い車椅子用のクッションとなります。
クッションの中は3ブロックのパッドに分かれており、そのパッドの中には流動性のジェルが内蔵されており、そのジェルがお尻をやさしく包み込むことによって適正座位を保つことが可能になっています。
また、カバーは防水性に優れており、汚れが付着しにくくなっているため清潔に使用することができます。
おススメその④ IKSTAR 第四世代ヘルスケア座布団
こちらは人間工学に基づいて設計されているヘルスケア座布団です。
高品質の低反発メモリーフォームを採用しており、座ることによって姿勢の矯正ができるようになっている他、体圧を分散してくれるので身体の負担を軽減することも可能になっています。
また、カバーはメッシュ素材となっているので通気性抜群で蒸れにくく、いつも快適に使用することができます。
おススメその⑤ TAKENO TC-R081
体圧分散効果の高い車椅子用のクッションで、長時間座り続けることが多いという方に特におすすめできるものとなっています。
クッションの内部は特殊ウレタンフォームの多層多面構造となっており、硬さの異なるウレタンフォームを組み合わせることによって体圧分散効果と座位姿勢の保持能力を高めています。
おススメその⑥ Gel La Cushion
こちらは人間工学に基づいて設計されている骨盤にやさしいクッションで、正しい背骨のかたちをキープすることが可能になっています。
クッション部分にはSGELという医療用とでも使用されるGELを使用しており、車椅子に乗車している際の衝撃力や振動を吸収することによって優れた快適性を実現しています。
また、ジェルクッションの表面は防水加工が施されているので、水洗いをすることもできます。
おススメその⑦ FC-2クッション
こちらのクッションは、車椅子上での斜め座りや滑り座りを防止することができる姿勢保持クッションです。
脇パットの位置を調整することができるようになっており、利用者の体型や好みに合わせてカスタマイズすることができます。
また、超通気クッション材エルクを採用しているので、蒸れにくくなっており快適に使用することができます。
おススメその⑧ 松永製作所 3層構造 車椅子用 オリジナルクッション
こちらのクッションですが、クッション部分が3層構造になっている車椅子用のクッションです。
特殊な通気性のあるカバーを採用しているため、長時間の使用でも蒸れにくくなっており、快適に使用することができます。
また、カバーの裏面には滑り止め加工が施されているので、クッションごとずり落ちたりする心配がなく安心して使用することができます。
まとめ
ここまで在宅介護の強い味方となる車椅子と合わせて使用したいお勧めのクッションを10個紹介して来ましたがいかがでしたでしょうか?
車椅子というのは本来長時間の使用に適していないので、座位姿勢を保持することが難しくなっており、基本的に車椅子を利用する際には座位姿勢の安定や床ずれの予防のためにクッションを試用することになります。
ここまで様々な車椅子用のクッションを紹介してきましたが、クッションを使用するにあたっては注意しなければならない点もあります。
クッションの使用を開始する前にはできるだけ数日間の試用を行い、何も問題がないかを確認する方がいいでしょう。
これはクッションに試用されている素材が利用者に合わないケースがあるためで、アレルギー等によってクッションが利用者の肌に合わないと、試用している最中に痛みや赤みというような症状がでることがありますので注意する必要があります。