介護保険 お風呂 住宅改修

介護保険の住宅改修を徹底解説!お風呂の施行事例は?費用の目安も教えます!

更新日:

この記事では介護保険を利用した住宅改修における風呂場の施行事例について、どのような改修を行っているのか、どれくらいの費用がかかってくるのかということなどについて解説しています。

介護保険を利用した住宅改修では、住宅を高齢者が安全に暮らすことができるような環境に整備することが可能になっています。風呂場というのは非常に事故が起こりやすい場所となっているため、住宅改修において改修されることが多い場所となっています。

では、住宅改修によって風呂場の改修を行っている人はどのような改修を行っているのでしょうか?

また、風呂場の改修にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

ここでは介護保険を利用した住宅改修における風呂場の施行事例について、どのような改修を行っているのか、どれくらいの費用がかかってくるのかということなどについて解説していきますので、介護保険を利用して風呂場の改修を検討されている方は是非この記事を参考にしてみてください。

入浴の重要性について

介護保険を利用したリハビリの料金
入浴は我々の生活に欠かすことができません。

入浴の目的は基本的に身体を清潔にすることであり、身体が清潔な状態でないと皮膚の病気を始めとして様々な感染症にかかってしまう可能性が高まることになりますし、それ以外にも湯につかることによって血液循環が良くなり新陳代謝が活性化したり、精神的なリラックス効果があったりするため、生活を送る上での楽しみの1つとなっている方もいると思います。

ただ、人間は歳を重ねるごとに身体機能が低下していくものであり、身体機能が低下した高齢者などは入浴に関して十分な注意をする必要が出てきます。

風呂場というのは滑りやすい上、湯船につかる場合には浴槽をまたぐといった複雑な動作が必要になってくるため、非常に事故が起こりやすい場所となっています。

このため、家族の中に高齢の方がいる場合には、事故を未然に防ぐためにも安全に入浴することができるような風呂場へと住宅改修を行うことが必要になってきます。

お風呂を住宅改修する際のチェックポイント

まとめ
介護保険を利用した住宅改修において風呂場をリフォームする際には以下のようなポイントに注意しながらどのようなリフォームが必要なのかを検討するようにしましょう。

① 利用者の身体状況

住宅改修を行う利用者の身体状況がどの程度なのかを見極めて住宅改修を行う必要があります。

例を挙げますと、足が不自由な方ならば床を滑りにくくしたり、足元の段差を解消したりという工事が必要になります。

また、場合によっては、将来的に要介護度が上がった際のことを見越した改修も必要になってきます。

② 出入り口の段差

身体機能が低下した高齢者というのはわずかな段差でも躓いて転倒してしまう可能性がありますので、出入り口の段差については極力なくすことが重要になってきます。

③ 床の滑りやすさ

風呂場というのは滑りやすい場所であり、特に古い浴室でよく使われているタイル床などである場合には非常に滑りやすく、転倒した際に大きな怪我につながってしまう可能性が出てきますので、滑りやすい床材への変更が重要になってきます。

④ 浴槽への出入り

湯船につかるとリラックスすることができますが、足腰が弱くなっている高齢者にとっては浴槽をまたぐ動作というのはつらいものとなっています。

浴槽の縁が高すぎるとな多義図楽なりますが、反対に低すぎても転倒のリスクが出てきますので、またぎやすいといわれている30~40㎝程度の高さにすることが必要になってきます。

お風呂を住宅改修する事例のご紹介


ここまで風呂場の住宅改修について解説してきましたが、介護保険を利用した住宅改修において風呂場の改修を行っている方はどのような改修を行っているのでしょうか?

ここでは風呂場を住宅改修する事例について解説していきます。

その① ドアの開き幅を広くする

風呂場の出入り口ドアを開き戸から折り戸などに取り替えるという住宅改修は事例として多くあります。

開き戸は扉を開閉する際の軌道が大きく、出入りを行う際に扉にあおられてしまうことになり転倒してしまう可能性が増加します。

しかし、折れ戸にすることによって扉の軌道が小さくなりますので、転倒のリスクを軽減することができる他、シャワーチェアーなどを置いたまま扉の開閉が可能になりますので、介助者の負担も軽減することが可能になります。

その② 手すりの設置

風呂場内での転倒を防止するために重要になってくるのが手すりの設置です。

適切な場所に効果的に設置することによって入浴の際の安全性がかなり向上することになりますし、浴槽への出入りを行う際の補助にもなりますので、風呂場の住宅改修の事例としても非常に多くなっています。

ただ、住宅改修の対象となるのは取り付けに工事が必要なもののみであり、取り付けに工事が不要なものについては特定福祉用具として介護保険が適用されることになります。

その③ 浴室と脱衣所の段差解消

身体機能が低下した高齢者はわずかな段差であってもつまずきやすくなっていますので、浴室と脱衣所の段差解消も重要になってきます。

また、浴室の床をかさ上げすることによって脱衣所との段差を解消する場合は新たな給排水設備を設置する必要が出てきますが、床のかさ上げに伴う給排水設備設置の工事は住宅改修の対象となりますので、介護保険の給付を受けることができます。

その④ 床を滑りにくくする

風呂場の床は非常に滑りやすいので、床を滑りにくくする工事も事例として多くなっています。

ただ、浴室の床に滑り止めマットをただ単に敷くだけでは住宅改修の対象とはならず、介護保険の給付対象外となりますので注意してください。

費用の目安

デイサービスの利用内容
先程の項目では風呂場の住宅改修の事例について解説してきましたが、ここでは浴室の住宅改修にかかってくる費用に付いて解説していきます。

介護保険を利用した住宅改修では支給上限額を20万円として、住宅改修に行う際にかかった費用の9割(所得に応じて7~8割)が介護保険から支給されますので、1割負担の方ならば18万円までは介護保険の給付を受けることが可能になっています。

[風呂場の住宅改修にかかる費用の目安(1割負担の場合)]

  • 扉を変更して出入り口の開口幅を広げる場合:13,000円程度
  • 転倒を防ぐために浴室と脱衣所の段差を解消した場合:32,000円程度
  • 転倒防止のために滑りやすい床材に変更した場合:20,000円程度
  • 介助しやすいように浴槽を浅くした場合:53,000円程度
  • 介助者がいなくても入浴することができるように腰掛付きの浴槽にした場合:89,000円程度
  • 転倒防止を目的とした手すりを取り付けた場合:4,000円程度

※あくまで目安ですので実際の金額とは異なる場合があります。

まとめ

ここまで介護保険を利用した住宅改修における風呂場の施行事例について、どのような改修を行っているのか、どれくらいの費用がかかってくるのかということなどについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

解説してきたように風呂場というのは非常に事故が起こりやすい場所であるため、ご家族に高齢の方がいるという場合は事故防止のためにも住宅改修を行う必要があります。

ただ、住宅改修の対象となるのはあくまで工事が必要なもののみであり、設置に工事が必要ない手すりやスノコ、バスボード、シャワーチェアーなどは別の介護保険サービスである「特定福祉用具販売」の対象となり、住宅改修費は支給されませんので注意してください。

-介護保険, お風呂, 住宅改修

Copyright© たのしい介護 , 2020 All Rights Reserved.