介護保険 訪問看護

介護保険による訪問看護は一体いくらかかる?

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この記事では介護保険サービスの1つ訪問看護を利用した際にかかってくる費用は一体いくらなのかということについて解説しています。

介護保険には様々な介護保険サービスがありますが、その中の1つに訪問看護というサービスがあります。

この訪問看護には看護師の訪問と理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による訪問があるのですが、それぞれでかかってくる費用が異なる他、基本料金以外にも様々な加算料金があるため、利用者によってかかってくる費用が異なってくることになります。

ここでは介護保険サービスの1つ訪問看護を利用した際にかかってくる費用は一体いくらなのかということについて解説していきますので、介護保険を利用した訪問看護においてかかってくる費用はいくらなのか知りたいという方や加算料金について知りたいという方などは是非この記事をご覧になってください。

1. 訪問看護とはどういったサービス?

介護保険を利用してデイサービス使用!気になる料金は?
訪問看護とは、病気や障害を持っている高齢者の方が住み慣れた自宅や地域において、その人らしい療養生活を送ることができるように支援するという介護保険サービスの1つです。介護保険における訪問看護において受けることができるサービスには以下のようなものがあります。

  • 食事、入浴、排泄の介助や身体の清拭、洗髪
  • 血圧、体温、脈拍等の健康チェックや身体状況の確認
  • 主治医の指示に基づく医療処置
  • 在宅酸素、人工呼吸器といった医療機器の管理
  • 床ずれのケアや床ずれ防止の指導等
  • 終末期やがん末期であっても自宅で過ごすことができるようなターミナルケア
  • 在宅でのリハビリテーション
  • 介護を行っている家族等への支援や相談
  • 介護予防に関するアドバイス
  • 認知症による事故防止や認知症介護に関する相談

介護保険において訪問看護を利用するためにはどうすればいいのかということですが、まず要介護認定を受けていることが大前提となります。

介護保険の被保険者は年齢によって2つに分けられていますが、65歳以上の第一号被保険者の方は介護が必要になった原因がどのようなものであっても要介護認定を受けることができますが、40歳~64歳までの第二号被保険者の方は特定疾病(以下記載)と呼ばれる病気が原因で介護が必要になったと認められなければ要介護認定を受けることができません。

[16種の特定疾病]
1.がん(がん末期)
2.関節リウマチ
3.筋萎縮性側索硬化症
4.後縦靭帯骨化症
5.骨折を伴う骨粗鬆症
6.初老期における認知症
7.進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
8.脊髄小脳変性症
9.脊柱管狭窄症
10.早老症
11.多系統萎縮症
12.糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
13.脳血管疾患
14.閉塞性動脈硬化症
15.慢性閉塞性肺疾患
16.両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

要介護認定を受けただけではまだ訪問看護を利用することはできません。

訪問看護を利用する方は要介護認定受けたら、ケアマネージャー等に相談して訪問看護を含むケアプランを作成し、主治医に「訪問看護指示書」を発行してもらいます。

その後に訪問看護を行っている事業所と契約することによってサービスを利用することが可能になります。

訪問看護は3つの場所から選べる


先程の項目では介護保険の訪問看護とはどのようなサービスなのか、利用するにはどうすればいいのかということについて解説してきました。

主治医に訪問看護指示書を発行してもらって事業所と契約すると訪問看護を利用することができますが、訪問看護を提供してくれる事業所は以下の3つの場所があり、必要に応じて選択することができます。

病院や診療所からくる場合

病院や診療所で「訪問看護部門」を設けていたり、外来部門が兼任したりすることによって保健医療機関が訪問看護を提供していることがあります。

この場合、この病院や診療所は原則として介護保険法における「みなし指定訪問介護事業所」として扱われるため介護保険を利用することができる他、医療保険の利用も可能になっています。

訪問看護ステーションからくる場合

訪問看護ステーションとは、看護師または保健師が管理者となって運営している事業所のことで、看護師・保健師・准看護師・助産師などが在籍している他、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が訪問看護師に変わってリハビリテーションを提供している事業所もあります。

訪問看護ステーションは地域に開かれた独立した事業所であり、利用者の主治医が所属している機関に関わらず訪問看護指示書によってサービスを提供しており、全国に約10,400カ所存在しているため利用しやすくなっています。

保健医療機関ではありませんが、介護保険だけではなく医療保険も利用することが可能になっており、一部の訪問看護ステーションでは保険外の訪問看護をオプションとして行っているところもあります。

民間企業が行うサービスからくる場合

民間企業にも訪問看護を提供しているところがありますが、こちらで提供される訪問看護は介護保険・医療保険の対象外となっていますが、病院・診療所や訪問看護ステーションが提供する訪問看護と同様のサービスを受けることができます。

病院・診療所や訪問看護ステーションとは違いオリジナリティのあるメニューが用意されており、公的保険で対応することが難しい事案にも対応してくれます。

訪問看護の料金の目安

気になる介護保険を利用したデイサービスの自己負担額
介護保険において訪問看護を利用した際にかかってくる料金はサービスを受けた時間によって異なることになっており、自己負担額1割のからの場合の利用料金はそれぞれ以下のようになっています。

看護師の訪問による基本料金

20分未満: 1回311円
30分未満: 1回467円
30分~1時間未満: 1回816円
1時間~1時間30分未満: 1回1,118円

※20分未満の算定が可能になるのは20分以上の訪問看護を週1回以上利用した場合のみとなります。

療法士などの訪問による基本料金

20分未満: 1回で263円
30分未満: 1回で396円
30分~1時間未満: 1回で569円
1時間~1時間30分未満:1回で836円

※20分未満の算定が可能になるのは20分以上の訪問看護を週1回以上利用した場合のみとなります。

基本料金の他にも加算料金がある

訪問看護では上記で紹介した基本料金の他にサービスの内容によって料金が加算される場合があります。

加算料金には以下のようなものがあります。

  • 初回加算:新たに訪問看護計画を作成した方に対して訪問看護のサービスを提供した場合に、初回の訪問介護時に加算されます(初回/300円)
  • 退院時共同指導加算:入院中又は入所中の利用者に対して主治医等との連携によって在宅生活での必要な指導を行い、その内容を文書にして提供した場合に加算されます(初回/600円)
  • 緊急時訪問加算:利用者や家族の相談に対応して緊急時訪問を行った場合、その月の1回目の訪問時に別途加算されます(1月で540円)
  • 特別管理加算Ⅰ:在宅悪性腫瘍患者指導管理等を受けている状態や留置カテーテルなどを使用している状態である場合に加算されます(1月ごとに500円)
  • 特別管理加算Ⅱ:在宅酸素療法指導管理などを受けている状態や真皮を超える褥瘡の状態である場合などに加算されます(1月ごとに250円)
  • サービス提供体制加算:職員の研修等を実施しており、なおかつ勤務年数が3年以上の職員が30%以上配置されている事業所である場合に加算されます(1回6円)
  • 長時間訪問加算:特別管理加算の対象者に対して1時間30分を超える訪問看護のサービスの提供を行った場合に加算されます(1回300円)
  • 複数名訪問加算:利用者の身体的理由などによって看護師1人では訪問看護の提供が困難である場合に、利用者又はその家族の同意を得た上で同時に2人以上の看護師が訪問看護の提供を行った場合に加算されます(30分未満で1回254円、30分以上で1回402円)
  • ターミナルケア加算:死亡日及び死亡日前日14日以内に2日以上のターミナルケアを行った場合に加算されます(2,000円)
  • 早朝加算、夜間加算:6時~8時及び18時~22時の間に訪問看護を行った場合に加算されます(25%増)
  • 深夜加算:22時~6時の間に訪問看護を行った場合に加算されます(50%増)

まとめ

まとめ
ここまで介護保険サービスの1つ訪問看護を利用した際にかかってくる費用は一体いくらなのかということについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

解説してきたように、訪問看護においてかかってくる費用は、看護師による訪問なのか、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といった療養士による訪問なのかによって違ってくることになる他、提供されるサービスの内容によっては別に加算料金が発生することになります。

介護保険では要介護度に応じて区分支給限度額というものが設けられており、その範囲内であれば自己負担1~3割で利用することができますが、上限額を超えてしまうと全額自己負担となりますので注意してください。

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