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介護保険サービスを家族が遠方(遠距離介護)で支援する方法は?

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この記事では遠方に住んでいる親などを遠距離介護によって支援する方法にはどのようなものがあるのかということについて解説しています。

仕事上の関係でご両親と別々に暮らされている方なども多いかと思いますが、今現在は元気であっても将来介護が必要になった際にどうすればいいのか悩まれている方は多いのではないでしょうか?

実家の知覚に住んでいる場合などは定期的に通うことが可能ですが、遠く離れて暮らしている場合は仕事などの関係もあるので定期的に通うことができず、サポートの仕方が分からないという方もいらっしゃるでしょう。

ここでは遠方に住んでいる親などを遠距離介護によって支援する方法にはどのようなものがあるのかということについて解説していきますので、ご両親と遠く離れた場所で暮らしているという方などは是非この記事をご覧ください。

遠距離介護のメリット・デメリット

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離れて暮らしながら行う遠距離介護には同居介護とは違ったメリットとデメリットがあります。

遠距離介護を行い際には遠距離介護のメリットを活かしてデメリットを少しでも軽減できるようにしなければなりません。

遠距離介護のメリットとデメリットには以下のようなものがあります。

[メリット]
① わざわざ転居しなくていい
遠距離介護の場合、介護を行う方は現在の居住地を離れる必要はありませんので、介護を行うために仕事を辞める所謂「介護離職」を行わなくて済みます。

このため、年齢的にも再就職が困難な方が退職するという大きなリスクを回避することが可能になっています。

② 介護によるストレスが軽減される
介護を行う方は介護を受ける方と同居しているわけではありませんので、24時間介護のことを考えて生活するというような負担を軽減することができます。

③ 介護保険サービスを利用しやすい
遠距離介護の場合、介護保険施設に入所を希望する際には通常の被保険者と比べて謬所の優先順位が高くなることが多くなります。

都心部などのように施設への入所を希望する方が飽和している状態でも通常の被保険者に比べて早く入所することが可能になります。

[デメリット]
① 費用がかさむ
介護サービスの利用料や住宅改修費、福祉用具のレンタル料等は介護保険の支給対象となりますが、遠距離介護の場合は介護を行う方が被保険者の元に帰るための規制費用やケアマネージャー等と連絡を取るための通信費は自己負担となります。

ただ、通信費は無料の通話アプリなどがありますので、それらを利用することによって費用を抑えることが可能になっています。

② 何かが起こった場合に早急な対応を行うことができない
遠距離介護の場合、離れて暮らしていますので毎日様子をうかがうことができず、何かが起こった場合に早急な対応を行うことができません。

このため、本人とコミュニケーションを密に取ると共に、ケアマネージャー等ともしっかりとコミュニケーションを取っておく必要があります。

遠方に住んでいてもできる事

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遠距離介護では同居介護とは違ってできることが限られてきます。

ここではそのような方が遠方に住んでいてもできることについて解説していきます。

その① 元気なうちに準備をする

まず、親が元気で介護の必要がないうちには以下のような準備をしておくといざというときでもスムーズに動くことができます。

① 親の普段の生活を把握する
毎日の生活パターンを把握し、本人がその生活を送る上で不安に思っていることや困っていることなどについて確認します。

② 親の経済状況を把握する
介護を行うにはたくさんのお金が必要になってきますが、基本的に介護にかかってくる費用は親のお金を当てることになりますので、聞きにくいことかもしれませんが親の経済状況を把握しておくようにしましょう。

③ 親の希望を把握する
介護が必要になった際にはどうしてほしいのか、また、どうしたいのかということについて親の希望を把握しておく必要があります。

④ 親の人間関係を把握する
親の友人関係や近所づきあいの有無に関しても把握しておく必要があります。

特に親に何かあった際に素早く各駆けつけることができる人がいるのかどうかは確認しておきたいですね。

その② ケアマネージャーとの連絡・調整

介護が必要と判断した場合には、まず地域包括支援センターに連絡を取って要介護認定の申請をお願いするようにしましょう。

要介護認定を受けたら介護保険サービスを利用するためにケアマネージャーと契約することになりますが、ケアマネージャーには本人とは離れて暮らしているということなどを告げ、密にコミュニケーションを取り合いながらケアプランを作成してもらいましょう。

その③ サービス事業所との連絡・調整

介護が必要になり、介護保険サービスを利用し始めても遠距離介護の場合には頻繁に会いに行くことができませんので、サービス事業所と連絡を取って本人の日々の様子などについて聞く必要があります。

サービス事業所によっては利用者の日常を写真で家族に報告するサービス等を行っている所もありますので、入所する際にはそのようなところもチェックしていただければと思います。

遠方に住んでいてもスムーズに介護ができるコツ


ここまで遠距離介護についていろいろと解説してきましたが、最後に介護が必要な家族と離れて暮らしていてもスムーズな介護を大なうことができるコツについて解説していきます。

その① 仕事の介護の両立

遠距離での介護は同居介護とは違った負担がかかる場合がありますので、遠距離介護に限界を感じて仕事を辞め溶解と考える方も多いです。

ただ、仕事をするということは経済的な基盤を確保するために必要ことであるため、遠距離介護を続けるためには仕事と介護を両立して行うことができる方法を考える必要があります。

その② 関係機関とのコミュニケーション

仕事と介護の両立と少しかぶるところもありますが、仕事と介護を両立させるためにはケアマネージャーを始めとする関係者や関係機関とのコミュニケーションをしっかりと図る必要があります。

このため、親元に帰省した際には、ケアマネージャーや関係機関の方とのコミュニケーションをとり、いざというときにしっかりと対応して貰うことができるようにしておきましょう。

その③ 交通費の節約

遠距離介護の大きな悩みの1つに交通費の問題というものがあり、遠く離れていればいるほど帰省の際の交通費がかさんでくることになりますが、このような場合には各社が提供する割引制度を利用するようにしてみてください。

航空会社の多くにはでは「介護割引」という割引制度がある他、JRでは往復割引や年齢による割引制度がありますので、必要に応じて利用するようにしてみてください。

その④ インフォーマル資源の活用

インフォーマル資源とは公的機関などの制度に基づいたサービスではなく、家族・友人・隣人・民生委員・ボランティア・NPO法人というような制度に基づかないサポートのことをいいます。

介護保険のみに頼るのではなく、このようなインフォーマル資源がある場合には積極的に活用していくようにしましょう。

まとめ

減免の申請について
ここまで遠方に住んでいる親などを遠距離介護によって支援する方法にはどのようなものがあるのかということについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

この記事では至る所で「コミュニケーション」という言葉が登場しましたが、遠距離介護を成功させるためにはこのコミュニケーションが非常に重要なものとなってきます。

介護を受けることになる親とのコミュニケーションはもちろんですが、介護のサポートを行ってくれるケアマネージャーや介護サービスを提供してくれる事業者等とのコミュニケーションも積極的にと取るようにしましょう。

また、介護には様々な費用がかかってくることになりますが、遠距離介護ともなると加えて費用がかかってきますので、様々な割引等を最大限に活用して少しでも経済的な負担を軽減することができるようにしていきたいですね。

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