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在宅介護の中心的存在!デイサービスの費用をとことこ調査!

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在宅介護の中心的存在!デイサービスの費用をとことこ調査!
この記事では在宅介護を行う上では欠かすことのできないデイサービスを利用した際にかかってくる費用について解説しています。

介護保険サービスの中で高齢者に人気となっているデイサービス。

このデイサービスは外出の機会を与えることによって高齢者の閉じこもり帽子や孤独感の解消の他、普段介護を行っている家族の介護による負担を軽減することができることもあり、在宅介護を行う上では欠かすことができない介護保険サービスとなっています。

デイサービスは利用することによって食事・入浴・排泄の介助、レクリエーション、機能訓練といったサービスを受けることができるのですが、利用を検討する際に利用者やご家族が気になってくるのがどれくらいの費用がかかってくるのかということだと思います。

ここでは在宅介護を行う上では欠かすことのできないデイサービスを利用した際にかかってくる費用について解説していきますので、現在デイサービスの利用を検討しているという方は是非この記事を参考にしてみてください。

まずは支給限度額と自己負担額についておさえよう!

まずは支給限度額と自己負担額についておさえよう!
デイサービス(通所介護)は介護保険サービスの1つですが、介護保険サービスというのは要介護認定を受けていなければ利用することができません。

この要介護認定ですが、65歳以上の第一号被保険者であれば介護が必要になった原因がどのようなものであっても要介護認定を受けることができますが、40歳~64歳までの第二号被保険者の方は介護が必要になった原因が16種の特定疾病によると認められなければ受けることができません。

要介護認定において認定される要介護度は「要支援1・2」「要介護1~5」という7段階になっていますが、この要介護度にはそれぞれ以下のような区分支給限度額というものが設けられており、この限度額の範囲内であれば1割(所得に応じて2~3割)の負担で介護保険サービスを利用することが可能になっています。

[区分支給限度額]

要支援1: 5,003単位
要支援2:10,473単位
要介護1:16,692単位
要介護2:19,616単位
要介護3:26,931単位
要介護4:30,806単位
要介護5:36,065単位

また、限度額の範囲内であれば1割(所得に応じて2~3割)の負担で介護保険サービスを利用することができると解説しましたが、65歳以上の第一号被保険者の方が介護保険サービスを利用した際の自己負担割合は被保険者の所得に応じて決められることになっており、以下のような要件によって負担割合が決定されます。

なお、40歳~64歳までの第二号被保険者の方は所得がいくらあろうとも一律で1割負担となっています。

まずは支給限度額と自己負担額についておさえよう!表1

デイサービスの単位について

デイサービスの単位について
先程の項目では区分支給限度額の範囲であれば介護保険を利用することができると解説しましたが、その際に区分支給限度額が単位で表されていることに気づかれた方も多いかと思います。

区分支給限度額がなぜ単位で表されるかといいますと、日本全国では人件費や物価が違ってきますので、金額で表してしまうとサービスを利用したくても費用を支払うことができなくなる方がでてくるためです。

金額に換算する際には地域によって定められた地域区分の倍率を掛けることになります。

ということで、ここではデイサービスの単位について解説していきます。

その① 基本になる料金

デイサービスの単位はサービスの提供を受ける時間によって以下のようになっています。

ただ、ここにはデイサービスにおいて提供される食事にかかる費用やオムツ代等の日常生活費は含まれておらず、それらは別途自己負担する必要がありますので注意してください。

その① 基本になる料金

その② 加算される料金

介護保険サービスには、提供を受けたサービスの内容によって基本料金が増額される加算料金と鋳物があります。

これはサービスの質を向上するために行われるものですが、デイサービスには以下のような加算があります。

その② 加算される料金 表3

デイサービスの料金の目安

デイサービスの料金の目安
ここまでデイサービスについて解説してきましたが、最後にデイサービスを利用した際にかかる費用について解説していきます。

ここで解説する費用についてはあくまで目安であり、自己負担1割、1単位=10円として計算しています。

その① ケース1.要介護1/5時間利用/週1回利用

要介護1の方が5時間のデイサービスを週1回利用し、入浴、機能訓練Ⅰ、機能訓練Ⅱ、サービス強化Ⅰの加算があったとします。また、施設の食費が700円と仮定します。

この場合1回の利用で588+50+46+56+12となり、合計752単位となります。

1単位10円の1割負担ですので752円となり、食費を足すと1回の利用料は1,452円となります。

その② ケース2.要介護3/5時間利用/週3回利用

要介護3の方が5時間のデイサービスを週1回利用し、入浴、機能訓練Ⅰ、機能訓練Ⅱ、サービス強化Ⅰの加算があったとします。また、施設の食費が700円と仮定します。

この場合1回の利用で761+50+46+56+12となり、合計925単位となります。

1単位10円の1割負担ですので925円となり、食費を足すと1回の利用料は1,625円となります。

週3回の利用ですので、週にかかる費用は4,875円となります。

その③ ケース3.要介護5/5時間利用/週3回利用

要介護5の方が5時間のデイサービスを週1回利用し、入浴、機能訓練Ⅰ、機能訓練Ⅱ、サービス強化Ⅰの加算があったとします。

施設の食費が700円と仮定します。

この場合1回の利用で964+50+46+56+12となり、合計1,128単位となります。

1単位10円の1割負担ですので1,128円となり、食費を足すと1回の利用料は1,828円となります。

週3回の利用ですので、週にかかる費用は5,484円となります。

まとめ

まとめ
ここまで在宅介護を行う上では欠かすことのできないデイサービスを利用した際にかかってくる費用について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

解説してきたようにデイサービスを利用した際には基本料金の他に提供を受けたサービス内容に応じた加算料金がありますし、食費や日常生活費については介護保険が適用されないため全額自己負担となりますので、この点については覚えておくようにしてください。

また、解説してきたように介護保険を利用して1割(所得に応じて2~3割)の自己負担で介護保険サービスを利用することができるのは区分支給限度額の範囲内だけであり、上限を超えての利用は超過分全てが自己負担となりますので利用を検討する際には注意が必要です。

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