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介護保険におけるデイケアのおすすめゲーム10選!車椅子でもOK!

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まとめ

この記事では介護保険におけるデイケアで提供されるリハビリで車椅子の方でも行うことができるものについて解説しています。

デイケア(通所リハビリテーション)とは、高齢者が住み慣れた自宅においてより自立した生活を送ることができるように提供されるサービスであり、病院・診療所・老人保健施設等に通うことによってリハビリを行うことができます。

ただ、デイケアでは皆さんが想像するようなリハビリだけではなく、ゲームやレクリエーションを通した自然なリハビリも提供してくれます。

ただ、ゲームやレクリエーションを通したものだとネタを考えることになる介護職員の方も大変だと思います。

ここでは介護保険におけるデイケアで提供されるリハビリで車椅子の方でも行うことができるものについて解説して行きますので、車椅子の方でも行うことができるリハビリのネタが少なくなってきたという方などは是非参考にしてみてください。

ゲームを利用して自然なリハビリを提供する


デイケアは通所リハビリテーションとも呼ばれており、サービスとして日中施設に通って利用することになるデイサービス(通所介護)と同じように思われる方が多いでしょうが、デイケアは基本的にリハビリが中心となっており、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリ専門職が医師の指示に基づいたリハビリを提供してくれます。

リハビリが中心となっているデイケアですが、なにも形式的なリハビリしか行わないということではありません。

身体機能の向上を目指すリハビリの意味を持ったレクリエーションやゲームには高齢者のADL(日常生活動作)を高める効果がありますので、利用者が自発的に身体を動かす手段としてゲームを取り入れたリハビリは非常に有意義なものとなります。

車椅子でも可能なリハビリ10選

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先程の項目ではリハビリが中心のデイケアにおいても利用者が自発的に身体を動かす手段としてゲームを取り入れたリハビリは非常に有意義なものであると解説しましたが、ここではデイケアを利用しているオススメな、車椅子を利用していても可能であるリハビリについて解説していきます。

その① 【風船運び】

ゲームの内容は至って簡単であり、うちわに風船を乗せて運ぶだけです。やり方は何通りかあるのですが、利用者全員で行う方法として、うちわからうちわへ風船を渡していくというものがあります。

全員が一列になってイスに座り、バトンリレー方式でうちわからうちわへと風船を渡していき、一番早くに最後の人へ風船を渡し終わったチームの勝利となります。

また、あえて全員が車椅子に座ってうちわで風船を運ぶという個人戦を行うこともできます。

この方法であれば、普段から車椅子を利用している方にアドバンテージがありますので、普段のゲームでいい結果が出せないという方も活躍することができます。

その② 【新聞紙ボール投げ】

このゲームは新聞紙を丸めてボールを作り、そのボールを箱の中に投げ入れるという簡単なものですが、ものすごく盛り上がることのできるゲームとなっています。

新聞紙は軽いので高齢者の方も簡単に投げることができますので、車椅子に座っている方もそうでない利用者の方と同様に楽しむことができますのでオススメです。

その③ 【空き缶バランス】

用意するものはある程度の大きさにカットした段ボールを2枚重ねたものを3つとたくさんの空き缶です。

空き缶の上と下に段ボールを挟んで(段ボール・空き缶・段ボール・空き缶・段ボールの順)バランスをとり、そのバランスを崩さないように1人ずつ空き缶を引き抜いていくというジェンガのような感じのゲームです。

感を並べることで上肢や手先を使う他、引き抜く感をどれにするかを考えることによって判断力等も鍛えることができます。

その④ 【お手玉乗せ】

こちらのゲームで用意するものはお手玉と箱です。

利用者は決められた円の真ん中に置かれた箱をめがけてお手玉を投げ、箱の上に何個のお手玉を乗せることができるかの勝負をします。

チーム戦で行うと盛り上がりますが、お手玉を投げる際には必ず円の外から投げてもらうようにしてください。

基本的にお手玉を投げるだけですので、車椅子を利用している方でも問題なく参加することができ、他の利用者と共に楽しむことができます。

その⑤ 【スリッパ飛ばし】

このゲームで用意するのはスリッパとペットボトルです。

ゲームの内容は至って簡単。

ペットボトルを何本か並べ、そのペットボトルに向かって履いているスリッパを飛ばして何本のペットボトルを倒す頃ができるのかを競います。

スリッパは基本的に足を少し動かすだけで飛ばすことができますので、車椅子を利用している方でも行うことができますし、車椅子の方にとっては足を使ういい機会にもなります。

その⑥ 【ジェスチャーリレー】

このゲームでは用意するものはありません。利用者の表現力や観察力が勝敗の鍵を握ります。

このゲームはチーム戦で行うことになりますので、チームごとに1列に並びます。

職員は列の一番前の方にお題を与え、言葉を発することなくジェスチャーのみで次の方、その次の方とリレー方式で繋いでいきます。

列の最後の利用者がどのようなお題だったかを答え、正解であればそのチームの勝利となります。

車椅子を利用している方でも上半身をうまく使ってジェスチャーを行うことでゲームを楽しむことができます。

その⑦ 【新聞紙破り】

このゲームで用意するものは新聞紙だけです。

ゲームの内容も至って簡単であり、職員が利用者の前に新聞紙をピンと張った状態で持ち、利用者はその新聞紙めがけて腕を振り下ろして新聞紙を破ります。

簡単であり、どのような利用者であっても楽しむことができますが、利用者によっては腕の可動域等が異なってきますので、新聞紙を持つ位置に関しては柔軟に対応するようにしてください。

その⑧ 【引き寄せゲーム】

このゲームで用意するものは紐・ザル・新聞紙です。

まず新聞紙をクルクルと棒状に丸めてその真ん中に紐を結びつけ、もう片方の方の紐はザルにくくりつけます。

2組を一列に並んでもらい、棒に紐を巻き付けることによってザルを自分のもとへと引き寄せ、先に自分の足元まで引き寄せたチームが勝ちとなります。

基本的に座って行いますので、車椅子を利用している方でも他の利用者と協力して楽しむことができます。

その⑨ 【ボールを落とすな!】

このゲームで用意するものは段ボールを円状に切り抜いて作った円盤(卓球のラケットでも代用可能)とピンポン球です。

ルールは簡単で、円盤の上にピンポン球を乗せ、誰が一番長くピンポン球を落とさずにいられるかということを競うゲームです。

車椅子を利用している方でも楽しむことができますし、ボールの重さを変えることによって手指や上半身の筋力維持・向上が期待できます。

その⑩ 【ボール釣り】

このゲームで用意するものは新聞紙・ガムテープ(布)・箱・ボール(テニスボール等)です。新聞紙を巻いて棒状にし、その片方に粘着面が表になるようにガムテープを貼ります。

利用者には円を描くような形で座ってもらい、利用者の前にボールを散らばらせます。職員の合図で粘着面にボールをくっつけて持ち上げ、自分の箱に入れていきます。制限時間内にどれだけ自分の箱にボールを入れることができるのかで勝敗を決めます。

まとめ

介護保険料の概要について
ここまで介護保険におけるデイケアで提供されるリハビリで車椅子の方でも行うことができるものについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

解説してきたように、リハビリが中心となっているデイケアですが利用者が自発的に身体を動かす手段としてゲームを取り入れたリハビリも非常に有効となります。

このため、施設側としては積極的に行って行きたいと考えますが、毎回同じゲームをやっていては利用者の方が飽きてしまって取り組んでくれなくなります。

この記事では車椅子の方でも行うことができるゲームを10個紹介してきましたので、ネタに困ったという方は是非参考にしていただければと思います。

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