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グループホーム利用中の外出は可能?旅行や帰省等の外泊は?

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施設系介護サービスの一種であるグループホームを利用してしまったら、外出や外泊ができるかどうか不安な方もいることでしょう。

外出好きな方や年末年始を自宅で過ごしたいと希望している方には、グループホームの利用中に外出・外泊できるかどうかは重要なことです。

今回はグループホームの利用中に外出が可能かどうか、また旅行や帰省等の外泊について解説していきます。

1、施設に入っても『お出かけしたい』の気持ちは重要

グループホームをはじめとした施設に入っても『お出かけしたい』という気持ちは重要です。

高齢者であっても外出することにより、生活の質(Quality Of Life:QOL)を高めることができ、施設での日常生活に張り合いが生まれます。

なぜ外出することがQOLを高める助けになるかというと、地域社会や友人との交流が図れるためです。

施設での生活を送っていると、環境の変化が乏しくなりがちですが、地域社会や友人との交流は環境変化の要因となり、精神的な充実感が得られるでしょう。

また外出すれば、施設で生活しているときよりも体を動かす機会が生まれ、身体機能の維持・向上が期待できます。

しかし入所者本人の身体状況によっては、移動に車いすが必要であったり、食事や入浴の介助が必要であったり、外出や外泊を行うのに敷居が高くなってしまいます。

そこでもし入所者本人に対して介助が必要であれば、「トラベルヘルパー」を活用することにより、家族をはじめとした同行者の負担を減らすことができます。

トラベルヘルパーは旅行などの外出・外泊に同行し、介護サービスを提供する外出支援です。

利用料金が介護保険外のため、自費になってしまいますが、外出・外泊先で介護サービスの提供を受けられるのは心強いです。

トラベルヘルパーに関しては、インターネットで検索を行うと業者を見つけることができます。

外出の重要性について確認できたところで、つづいてグループホーム利用中の外出や外泊について解説していきます。

グループホーム利用中の外出や外泊

グループホーム利用中の外出や外泊は、無条件に行うことができません。

はじめにグループホームの利用中に、外出・外泊するための条件を確認していきましょう。

外出や外泊するための条件

外出や外泊するための条件ですが、事前に外出届等の書類を施設へ提出しなければなりません。

外出届等の書類は施設ごとに名称や書式がことなります。

外出する直前にあわてて外出届等の書類を確認することにならないよう、事前に外出届に関係する書類について、施設へ確認しておくとよいです。

書式は異なるものの、外出届等の書類には出発時間やグループホームに戻る予定時間、外出・外泊時の連絡先等を記載します。

また施設によっては外出届等の書類に、外出する当日の食事を施設で取るかどうか、記載することがあります。

というのも、外出先で食事を取る予定であるにも関わらず、施設へ申し出を行っていない場合、入所者本人が施設にいなくとも食事が提供されてしまいます。

入所者本人が施設で食事を取っていなくとも、食費が請求されてしまう可能性がありますので、外出する日は施設で食事を取るかどうか、あらかじめ施設職員へ伝えておいた方がよいです。

原則的に外出届等の書類を記載すれば外出や外泊できますが、入所者本人の身体状況や施設への戻る時間帯、外泊の日数によっては、外出や外泊ができない場合があります。

次の項目では外出や外泊ができない場合について、解説していきます。

外出や外泊ができない場合もある

外出や外泊ができない場合ですが、家族の付き添いがないときです。

グループホームの入所者が外出・外泊する場合には、家族の付き添いが必須となっています。

家族の付き添いがあったとしても施設への戻りが夜間になる場合、外出・外泊の申し出を断られることがあります。

多くのグループホームでは日中と比較して、夜間職員の配置が少ないため、外出から帰ってきた入所者の対応ができないためです。

また施設から出発する時間に関しても、早い時間帯だと日勤の職員が勤務しておらず、外出の準備ができない可能性があります。

外出・外泊時の出発時間や戻り時間に関して、いつであれば対応できるかは施設によって異なります。

出発時間や施設への戻り時間について、対応できる時間帯を施設に前もって確認しておくとともに、施設への戻りが遅くなりそうなときは電話で一報を入れるとよいでしょう。

さらに入所者本人の身体状況によっては外出・外泊できない場合があります。

経鼻経管栄養、胃ろうなどで栄養摂取を行っている方など、日常的な医療ケアが必要な方や認知症が進行している方が該当します。

認知症が進行している方は外出・外泊による環境の変化によって、興奮状態や夜間の睡眠障害など、本人への負担が大きくなってしまう可能性があるためです。

日常的な医療ケアが必要な方や、認知症の進行が予想される方は、外出・外泊の計画を立てる前に、施設へ相談するとよいでしょう。

さいごに外泊にのみ関係することですが、外泊期間が数週間にわたる場合には、外泊が難しいケースがあります。

年末年始等の数日間の外泊であれば問題ありませんが、一週間を超える外泊は事前に施設へ確認しておくことを強くおすすめします。

外出・外泊時に注意したいこと

外出・外泊時には注意しなければならないことがいくつかあります。

一つ目はグループホームでの生活サイクルと同じ流れで、1日を過ごすように心がけることです。

といっても施設での生活サイクルと、外出・外泊時のそれをすべて同じようにすることは難しいので、寝起きする時間や食事を取る時間だけでも、可能な限り施設と同じ時間帯で行うようにしましょう。

二つ目がトイレに関する事柄です。

入所者本人だけでトイレへ行けるのであれば、特段気を配る必要はありません。

一方でトイレ誘導やオムツ対応が必要であれば、施設でどのようなタイミングで行っているか確認しておけば、外出・外泊先でトイレに関するトラブルを避けることができます。

三つ目が薬に関してです。

薬を常用している方は外出・外泊先でも服用しなければなりません。

忘れずに外出・外泊する前に、施設から服用している薬を受け取るようにしましょう。

まとめ

グループホームの利用中でも外出や外泊が重要なことや、また外出・外泊を行う条件などについて解説してきました

グループホームを利用していたとしても、家族の付き添いがあれば外出・外泊ができることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

グループホーム利用中の外出が可能かどうかをまとめると

  • 外出や外泊を行うと地域社会や友人との交流が図れるだけでなく、施設で生活をしているときよりも運動の機会が増え、日常生活に張り合いができる。
  • 施設ごとに様式が異なるものの、外出・外泊時には前もって届け出を施設へ提出しなければならない。外出届等の書類には、出発時間や施設への戻り時間、連絡先を記載する。
  • 日常的な医療ケアが必要な方や認知症が進行している方は、入所者本人の負担が大きくなってしまうため、外出や外泊ができないことがある。

ということがあります。

入所者本人の生活の質(QOL)を高めるためにも、可能な限り外出や外泊する機会を設けたいところです。

とはいえ、外出や外泊を行うには家族の付き添いが必要不可欠です。

家族や身の回りの方の負担が大きくなり過ぎないように、家族間で協力体制を築き、外出・外泊の計画を立てるようにしましょう。

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