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【重要】介護保険施設で使われる『まるめ』とは?医療費や薬代が含まれる!

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【重要】介護保険施設で使われる『まるめ』とは?医療費や薬代が含まれる!

介護保険施設の1つである老人保健施設(老健)は、医療費や薬代が利用料金に含まれます。

医療機関に導入されている包括的医療制度(まるめ制度)と似通った性質が、老人保健施設の料金には見られるのです。

今回は老人保健施設の料金体系や、まるめとは一体どのような制度なのかを解説していきます。

老人保健施設の料金やまるめについて、興味がある方はご参考になさってください。

まずはおさえたい基礎!老人保健施設の料金体系

まずはおさえたい基礎!老人保健施設の料金体系

はじめに老人保健施設(老健)の料金体系から解説していきます。

老人保健施設の料金体系ですが、以下の通りとなっています。

gg0569 表①

上記の費用以外にもその他の料金として、理美容代や日常生活費(新聞代)などが発生する場合があります。

その他の料金については施設ごとに取り扱いが異なりますので、施設の利用料金を担当している窓口に確認するとよいでしょう。

その① 自己負担額部分(1~3割)

1つ目が自己負担額部分です。

自己負担額は老人保健施設をはじめとした、介護保険サービスを利用したときに必ず発生する料金です。

介護保険の給付対象であり、収入に応じて料金の1割から3割を負担することになります。

負担割合は介護保険被保険者証に記載されていますので、介護サービスを利用する前に確認しておきたいところです。

施設の規模や要介護度によって、自己負担額の具体的な料金は異なります。

次に代表的な自己負担額の事例をご紹介しますので、利用料金の目安としていただければ幸いです。

gg0569 表②

gg0569 表③

その② 各種加算部分

2つ目が各種加算部分です。

施設が提供しているサービスの内容や、職員の配置状況によって発生するのが各種加算です。

先ほどご紹介した自己負担額部分と同様に、各種加算も介護保険の給付対象となっていますので、料金の1割から3割を負担した金額が利用料金となります。

施設によってサービスの内容や職員の配置状況が違いますので、算定している加算も施設ごとに異なります。

施設の案内や契約時に、加算について施設担当者から話があるでしょうから、気になる方は算定している加算や発生する料金に関して確認するとよいでしょう。

代表的な加算をいくつかご紹介します。

gg0569 表④

その③ 食費部分

3つ目が食費部分です。

食費は介護保険の給付対象ではありませんので、利用した分だけ支払うことになります。

その④ 居室料金部分

さいごが居室料金部分です。

居室料金も介護保険の給付対象外ですので、利用した日数分の料金が発生します。

居室料金は居室のタイプごとに具体的な料金が異なります。

原則的に多床室であれば料金が安くなり、ユニット型個室では費用が割高になる傾向にあります。

居室料金は施設ごとに設定されていますので、施設担当者へ確認することを強くおすすめします。

『まるめ』とは?特養にはない!?

『まるめ』とは?特養にはない!?

まるめとは本来、包括的医療制度(まるめ制度)を指す言葉です。

包括的医療制度では病気の種類や入院期間によって、診療報酬が決定する仕組みを採用しています。

以前の医療機関では出来高制を採用しており、検査や投薬をした分だけ、診療報酬を受け取れました。

検査や投薬をすればするほど医療機関は利益を得られるため、医療費が高騰してしまい、国家財政を圧迫してしまう結果を生むことになります。

そこで診療報酬を定額制とすることにより、医療費の削減を目的として生まれたのが、包括的医療制度(まるめ制度)です。

介護保険の分野においても、定額制の料金体系を「まるめ」と呼ぶことがあります。

その① 老健の特徴!医療費や薬代が料金に含まれる

老人保健施設の特徴として、医療費や薬代は基本料金に含まれます。

医療費や薬代に関しては、老健ではまるめとなるわけです。

一方で特別養護老人ホーム(特養)では薬代や医療費はまるめではなく、発生した費用を負担する必要があるため注意しましょう。

老健では薬代や医療費がまるめであることにより、経済的な負担が減らせるメリットがありますが、デメリットも存在します。

次の項目ではまるめのデメリットについて解説していきます。

その② 『まるめ』のデメリット!

まるめのデメリットの1つに、高い薬を使えば使うほど施設の金銭的な負担が大きくなるため、薬価代が安価な薬を投与される傾向にあることです。

また服用している薬が高額である場合、入所を断られるケースもあります。

服用している薬に関しては主治医の判断が必要です。

老健へ入所申し込みをした際、薬を理由に入所を断られた場合は、主治医へ相談することを強くおすすめします。

まとめ

まとめ

老人保健施設の料金や、老健におけるまるめに関して解説してきました。

老健の料金体系や薬・医療費について、理解が深められたのではないでしょうか。

介護保険施設で使われる『まるめ』についてまとめると

  • 老人保健施設の料金は介護保険給付対象と、介護保険の給付対象にならないものがある
  • 老健の料金のうち、介護保険の給付対象は自己負担額部分と各種加算部分、給付の対象にならないのは食費と居住費などである
  • 老健に入所しているときの薬代や医療費は、まるめとなるため基本料金に含まれる

ということがあります。

介護保険制度が関わり合うため、老健の料金について詳しく理解するには、介護サービスについての知識が必要になります。

また老人保健施設ごとに各種加算や食費、居住費の取り扱いが異なり、具体的な利用料金は施設ごとに設定されているのが現状です。

老健を利用している限り、利用料金は発生し続けますので、入所前に利用料金についてわからないことは老健の担当者へ確認しましょう。

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