介護施設向けのテーブルはたくさん出回っており、いろいろな工夫が施されています。
施設利用者の方にとって使いやすく、かつスタッフにとって取扱いが楽なものを選びたいですね。
そこで、この記事では、テーブルを選ぶときのコツと、おすすめ5点をご紹介します。
上手な介護施設用テーブルの選び方
介護施設では、利用者がテーブルを囲む時間が比較的長いです。
食事はもちろん、工作や脳トレなどのアクティビティ、自由な談話の時間もテーブルを囲んでということがほとんどでしょう。
そこで、入所者にとって使いやすく、また、施設のスタイルに合ったテーブルを選ぶポイントを考えてみましょう。
その① テーブルの高さで選ぶ
テーブルは食事をする目的が第一ですので、高齢の利用者が食事をとりやすい高さを選びます。
食事をするときのテーブルの高さは、椅子に座った時におへその高さがよいといわれています。両腕をテーブルの上で前後に動かせる高さです。
人により身長や体形が異なりますので一概には言えませんが、老人ホーム入所者の平均を考えると、高さ65㎝ほどがよいと言われています。
家庭で使われているテーブルの平均高さは70㎝ですので少し低めです。
その② 使用者の体型から選ぶ
使用者の体形に合わせて選ぶことは理想ですが、複数人で使用する大型のテーブルですとなかなか個人個人に合わせるということは難しいでしょう。
ひとつのテーブルに体形の異なる複数人が座るときには、個々の体形にあった高さの椅子を用意することで調整することができます。
または、小さいテーブルを複数用意し、高さを変えて使うということも一案です。
その③ 使用するスペースから選ぶ
近年新しい介護施設が増えており、施設の間取りや雰囲気にも工夫がされるようになりました。
従来の大部屋+広間というパターンだけでなく、ユニット型でこじんまりとした食事スペースであったり、カフェ風の談話室が設けられるなど様々です。
各部屋のスペース、利用者の人数によっては4人掛けの大テーブルではなく、1~2人用のテーブルを組み合わせることも可能です。
その④ 移動できるかどうかで選ぶ
介護施設では、移動しやすいキャスター付きのテーブルがおすすめです。
入所者の人数が流動的であったり、また車いす使用者の人数によってテーブルを動かすことも頻繁にありますので、簡単に動かすことができると便利なのです。
おすすめ1 福祉施設用テーブル/スペーサーパーツ高さ調整脚
高さ調整可能なテーブルです。大型ですが比較的手ごろな価格で購入できるおすすめ品です。
高さは、足に取り付けるスペーサーの数により3段階に調整可能。
カラーは3種類から選ぶことができます。
おすすめ2 介護用昇降式テーブルE-FPSシリーズ
高さ調節のできる介護施設用テーブルです。
一人でも簡単に高さ調節ができ、足はキャスター付きに交換も可能です。
サイズが色々あるので、施設のスペースに合わせて選ぶことができます。
おすすめ3 ラチェット式天板昇降テーブル
キャスター付きかつ、高さ調節のできる昇降式テーブルです。
高さ66㎝から80㎝まで2㎝ピッチで調節可能です。
天板は折り畳み式で使わない時にはコンパクトに収納できます。
おすすめ4 福祉施設用テーブル MYT-1875M
天板高さを2㎝ごと5段階に調節できるテーブルです。
木目調のシンプルなデザインで温かみがあり、施設の雰囲気に合わせて脚部の色を選ぶことができます。
おすすめ5 福祉施設用テーブル ハイアジャスターNI-FHO-1212Q
高さ調節のできる福祉施設用テーブルです。
1200×1200の正方形のため事務的ではなく、カフェのような温かい雰囲気作りができます。
脚にアジャスター付きで、50㎜まで高さ調節が可能です。
まとめ
介護施設で使用するテーブルは、使用する高齢者当人が使いやすく、かつ、スタッフが扱いやすいものが理想です。
施設のスペースや入所者の人数、使用目的などを鑑み、最適なものを選びましょう。