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介護施設のおやつについて考える!役割や意義は?提供方法はどうする?

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介護施設のおやつについて考える!役割や意義は?提供方法はどうする?

介護施設でのおやつの時間は、たくさんの笑顔が見られる時間です。

おいしいおやつは、お腹も心も満たしてくれるもの。

特に、介護施設のおやつは、入所者の健康を支える重要な役割を果たしています。

今回は、介護施設でのおやつの役割や意義、そして上手な提供のしかたについてお伝えします。

介護施設でおやつを提供する役割や意義

介護施設でおやつを提供する役割や意義
あんこたっぷりのおまんじゅう、プルプルと口当たりの良いゼリー、旬の果物など、おやつは、誰にとってもたのしみの一つです。

高齢者がいつまでも健康に過ごすためには、良好な栄養状態を保つことがとても大切。

しかし、加齢とともに食が細くなったり、病気や機能低下で十分な栄養を食事で賄うことが難しくなることがあります。

そのため、高齢者にとってのおやつは、食べる楽しみというだけでなく、補食としての意義が大きいです。

一日3食の食事を十分にとれない人も、その栄養補助と、さらには甘い、しょっぱい、きれい、おいしいなどという感覚から、食べたいという気持ちを引きだす役割を持っています。

その① 楽しみの提供

おやつは、一日の中で特別な時間です。

仕事の合間の休憩や、勉強をがんばった後のごほうびなど、子供から大人まで美味しいものを食べてホッとする、なごみの時間です。

高齢者にとっても、食事とは違った楽しみがあります。おやつは、ケーキや和菓子、ゼリーやプリン、そして季節の果物など、色とりどりできれいだったり、見るからにおいしそうなものばかり。

そして、つるっと口当たりがよいものや、甘くて思わず笑顔になるもの、昔懐かしいものなど、その味だけではなく、心も温かくしてくれるものです。

周りの人たちとの会話のきっかけともなり、一日の中で楽しみな時間となることでしょう。

その② 空腹時の対応

朝食、昼食、夕食の間は、4~5時間空きますので、どうしてもお腹がすいてきます。

施設内では、入所者が自由に食べたり飲んだりすることができないため、おやつの提供で空腹に対応します。

その③ 摂取カロリーの確保

高齢になると、一度にたくさんの量を食べることが難しくなってきます。3食の食事で摂取しきれないエネルギーを確保するためにも、おやつはなくてはならないものと言えます。

元気に身体を動かすためには、エネルギーのもととなる糖質や筋肉を作るたんぱく質が必要で、これらが不足すると、低栄養状態となってしまいます。

3食の食事がしっかりとれない時には、色や形がきれいで食べたいという気持になる、甘くておいしい、口当たりがよくて食べやすいといったおやつが、不足エネルギー確保のために重要な役割を果たします。

理想的なおやつについて

理想的なおやつについて
おやつは、高齢者の方が見て惹きつけられる、食べたいと感じることが大切です。

おいしいおやつを、楽しく食べ、また食べたいと思ってくれるような演出やタイミングを考えましょう。

その① 一度に提供するおやつの量

おやつは食事とは違ったおいしさがあるものです。

しかしあまりおいしくて食べ過ぎてしまい、本来の食事が食べられないのでは困りますね。

そのため、あくまで補食であることを忘れず、適量を守ることが大切です。食事の邪魔をしないようなおやつを提供しましょう。

その② おやつを提供する時間やタイミング

おやつは補食の意味もありますので、しっかり食べてもらうことが目標です。

ちょうどお腹がすいてきたころ、行事が終わってひと段落ついたころ、または特にスケジュールがなくて手持ぶさたな時間帯などが、良いタイミングでしょう。

その③ 高齢者に好まれるおやつ

甘いものは食べてすぐエネルギーとなるため、疲れた時や体を動かした後に食べると、元気が戻りますね。

高齢者にとっても、甘いものは喜ばれるおやつの一つです。

しかし、介護施設のおやつは補食という意味合いも大きいため、甘いお菓子だけにこだわらず、野菜や果物、豆腐などを使ったもの、ところてんのようにさっぱりしたものなど、バラエティ豊かなおやつを提供してみてはいかがでしょうか。

また、高齢者が食べやすいよう、口当たりの良いものを心がけましょう。

和菓子であれば餡はしっとりとしたもの、ケーキであればクリームをのせるなどしてパサつかないように、プリンやゼリーのようにつるっと飲み込みやすいものがよいでしょう。

同時に、食べたいという気持を引きだし、食事が進むきっかけとなるようなおやつ作りが理想です。

おやつの提供方法について

おやつの提供方法について
様々な工夫を凝らしたおやつは、高齢者の身体的な健康と、心の健やかさを保ちます。

だからこそ、毎日無理のない方法で、提供していきたいものです。

その① 施設で作って提供する

手づくりのおやつは、手間と時間はかかりますが、食べる人を思いながら自分なりに工夫することができます。

味や栄養、色や形など、喜んで食べてもらえるおやつに最も近づけることができるでしょう。

手が込んでいなくても、旬の果物だけでも季節感のあるおやつとなります。

コスト的には一番おすすめです。

その② スーパーで購入して提供する

スーパーでは出来合いの様々なおやつが購入できます。

特別行事のお菓子などは、スーパーで豊富に取り扱っていますので手軽に準備ができます。

その③ その場で利用者と一緒に作って提供する

少人数の施設であれば、利用者と一緒に作ることもできます。

おやつ作りをすることで楽しい時間を過ごすことができ、自分で作ったおやつをいただくのもまたひとしお。

生活の中に刺激や楽しみができ、充実した時間となります。

まとめ

まとめ
おやつにはルールはありません。

様々な工夫によって、その味と見た目、楽しい時間によって、食べる人の心を満たしてくれます。

よいタイミングでそれぞれに適したおやつを提供することで、心身とも健やかな生活をサポートすることができるでしょう。

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