高齢になると、歩行が不安定になったり、立ち上がりが難しくなったりしがちです。
自立し、かつ安全な生活を送るために役立つものが手すりです。
手すりの設置は、ものによって工事が必要なこともありますが、簡単に取り付けることができる簡易手すりもたくさん出回っています。
そこで今回は、簡易手すりの選び方と、おすすめ7選ををご紹介します。
介護用品の簡易型手すりの選び方
その① 用途に合わせて選ぶ
介護のために使う手すりは、利用者の安全な日常活動を補助することが目的です。
利用者がしっかりと握る・つかまることができることが重要です。
そのために、その太さと形状に気を配る必要があります。
利用者の手の大きさに合わず、太すぎる、細すぎると、とっさに体を支えようとしたとき握りにくく、事故の原因になりがちです。
介護用の手すりの目安としては、直径2.8~3.5㎝が一般的です。
握ってみて指先が軽く触れるくらいがちょうどよいでしょう。
形状としては、円形断面が一般的で、握力の低い人でも握りやすいと言われています。
利用者の身体状況によって握ることが難しい場合には、フラットなハンドレールもあります。
断面が楕円形に近くなめらかで角がないものがおすすめです。
その② 身体状態に合わせて選ぶ
利用者の身体状況によって、適切な手すりを選びます。
介護状態によって、家の中のどこに、どのような補助をするために必要かが異なってくるからです。
- 「手すりにつかまれば自分一人で移動できる」
- 「歩くことはできるが立ったり座ったりが難しい」
- 「介助があれば階段の上り下りができる」
こういった身体状況を考慮し、どのような種類の手すりを家のどこに設置するかを決めていきます。
利用者の生活動線を考えてみると、ここに手すり、ここに踏み台など、必要な補助用品がイメージしやすいです。
その③ 場所に合わせて選ぶ
家のどこに手すりを設置するか、その設置場所によって、適切な手すりの種類が違ってきます。
例えば、浴室であれば水に強い樹脂製、屋外なら丈夫でさびにくいステンレス製が適しています。
家の構造によっては手すりを設置する十分なスペースが確保できないこともあります。
トイレはスペースが狭いため、手すりの位置やサイズに気を付けないと、逆に使いにくくなる可能性もあります。
家の構造と、利用者の身体状況に合わせ、使いやすい手すりを設置しましょう。
介護用品の簡易型手すりおすすめ7選
その① おすすめ1 らくらく立ち上がり手すり
立ち上がりをサポートする手すりです。
立ち上がる時の足腰の負担を軽減し、安全性を高めます。
2段階に調整でき、低い姿勢からの立ち上がりを補助できます。
https://item.rakuten.co.jp/kaguto/ssl-002/?iasid=07rpp_10095___ed-jojzhcre-31-9f2ccd50-f8a0-4bcd-881c-59c35ed5483b
その② おすすめ2 立ち上がり補助てすり
3段階の高さに調節可能な立ち上がり補助用手すりです。
置き型のため、玄関、ベッドわき、トイレなど、手すりの設置が難しい場所でも使うことができます。
3段階に高さを調節できます。
https://item.rakuten.co.jp/pandora/016833/
その③ おすすめ3 ベッド用手すり
ベッドの乗り降りを補助する手すりです。
しっかりした足と、固定金具でぐらつきがなく、安定性と安心感があります。
手すり部分は天然木で、寝室に合った温かみのある色味になっています。
その④ おすすめ4 トイレ用手すり
狭いトイレに置くだけの簡単設置手すりです。
便座からの立ち上がりを助けます。
表面が平らで、両手をついて体重をかけることができるもので、トイレのスペースに合わせ、便座の側面、正面どちらにおいても上手に利用することができます。
その⑤ おすすめ5 補助手すり
立ち上がりを補助する手すりです。
立ち上がり時につかむバーが3段になっており、幅広い用途に使うことができます。
床から、椅子から、立ち上がるときの足腰の負担を軽減。場所を選ばず利用でき、軽量のため片手で楽に持ち運びができます。
在庫切れ
その⑥ おすすめ6 折り畳み立ち上がり手すり
折り畳み式で収納に場所を取らない、立ち上がり手すりです。
スタンド部分が折り畳み式になっており、使わない時は狭いスペースに収納できます。
3段グリップで、座った状態からの立ち上がりを補助。
居間、寝室、トイレなど、部屋中どこでも工事不要で設置が可能です。
その⑦ おすすめ7 上がりまち用手すり
玄関用の手すりです。段差の上り下りを安全にサポート。
奥行が21㎝、22㎝と、狭い玄関にも対応できます。
まとめ
高齢になると、ベッドや椅子から立ち上がる時に足腰が痛い、歩行が不安定ということは少なくありません。
介護用手すりを上手に活用し、自立を応援しましょう。