この記事では在宅介護では多くの方が利用する介護ベッドについて性能がよくて安いものをピックアップして紹介しています。
現在の日本では在宅で介護を行うことが主流になってきており、それに伴って様々な福祉用具が必要になってくることになります。
その中の1つに介護ベッドがあります。
ただ、近年の介護ベッドは背上げ機能・高さ調節機能・膝上げ機能といった様々な機能が搭載されており、搭載されている機能が多かったり、新しい機能が搭載されている介護ベッドは必然的に価格が高くなってくることになります。
ただ、全ての家庭が高い介護用ベッドを導入することができるわけではなく、中には安いものはないかと探される方も多いかと思います。
ただ、利用するのであれば安いベッドであってもできるだけ性能がいいものを利用したいですよね。
ここでは在宅介護では多くの方が利用する介護ベッドについて性能がよくて安いものをピックアップして紹介して行きますので、介護ベッドの購入を検討されている方は是非この記事をご覧になってください。
介護ベッド・安いものと高いものの差は?
介護ベッドはいろいろなメーカーから製品として出されており様々な種類があります。
当然安いものもあれば高いものもあるのですが、この価格差はそこから来るのかご存知でしょうか?
介護ベッドの安いものと高いものの差搭載されている機能によります。
介護ベッドには大きく分けて「1モーター式」「1+1モーター式」「2モーター式」「3モーター式」「4モーター式」という5つの種類がありますが、それぞれのベッドで搭載されている機能が違ってくることになり、それぞれ以下のような機能が搭載されています。
- 1モーター式:背上げ機能or高さ調節機能
- 1+1モーター式:背上げ機能、膝上げ機能
- 2モーター式:背上げ機能、高さ調節機能
- 3モーター式:背上げ機能、高さ調節機能、膝上げ機能
- 4モーター式:背上げ機能、高さ調節機能、膝上げ機能+寝返り補助機能
このように搭載されている機能が増えていくことによってベッドの価格も上昇していきます。
また、手すり・サイドレール・専用テーブル・マットレス・移乗用ボード等の付属品も揃えるつもりであれば、ベッドの値段に加えて付属品にかかる費用も考えておく必要があります。
割切れば安いベッドでも大丈夫!
介護ベッドを自宅に設置するにあたってどのベッドを選べばいいのか分からないという方も多いかと思います。
中には機能がたくさん搭載されているものがいいから高いものを選択した方がいいと思われている方もいるかもしれません。
ただ、数多くの機能が搭載されている高いものでなくてはならないということはなく、割り切れば安いベッドでも十分に在宅での介護を行うことができます。
そもそも無理して高いものを買ったとしても搭載されている機能全てを使うことになる方はごく少数であるという点も安いものをでも大丈夫な理由です。
高性能な家電を買ったとしても新機能を使うのは最初の数回だけで、時間が経つと本当に必要な機能しか使わなくなる「あれ」と同じです。
また、介護ベッドという福祉用具は本来「自宅で自分らしい生活を送ることができるようにするため」のものです。
今までできていた動作を介護ベッドの機能を利用して行うことになると身体機能の衰えを加速させてしまう可能性があるというため、必要のない機能が搭載された高いベッドを買う必要性は低いのです。
安い介護ベッドをご紹介
ここまで介護ベッドの値段による差や安いものでも大丈夫であるということについて解説してきましたが、ここではオススメの安い介護ベッドをいくつか紹介していきます。
その① 【19,800円】シングルサイズ 折り畳み式
こちらのベッドはリモコンが付いた折りたたみ可能な電動ベッドで、リモコンによる無段階リクライニングが可能になっています。
付属のリモコンは高齢の方であっても操作がわかりやすいようにつくられており、主電源が付いていますので、使わないときには電源を切ることによって誤作動を防止することが可能になっています。
背面を挙げる際には膝の部分も連動して持ち上がりますので、身体をやさしくホールドしてくれることによってずり落ちにくくなります。
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その② 【25,800円】アイリスオーヤマ
こちらのベッドもリモコン付きの電動リクライニング折りたたみベッドとなっており、先程のものと同様に付属のリモコンによる簡単操作で背面の上げ下げが可能になっています。
また、リモコンには主電源が付いていますので、使わないときにはOFFにすることによって誤作動による事故を防ぐことができます。
また、こちらのベッドは低反発マットレスを採用しており、10㎝の厚みを持ったもっとレスによってゆっくりと沈み込むような感覚を体感することができます。
低反発マットレスの下にはウレタンフォームが採用されているため、過度な沈み込みを防ぐこともできるようになっていますので寝心地は抜群です。
その③ 【27,593円】電動リクライニング
こちらのベッドは機能性と寝心地の双方にこだわった電動リクライニングベッドです。
リクライニングはリモコン操作で簡単に行うことができ、背脚連動式の無段階調節となっているため背面が上がるのに連動して膝の部分も持ち上がりますので、身体がずれにくくなっています。
また、マットレスには高密度ボンネルコイル352個と高反発ウレタンが詰まっており、身体の面で支えることによって更なる寝心地の良さを追求しています。
その④ 【49,800円】シームレス電動ベッド
こちらのベッドの最大の特徴は折溝がないシームレスマットをさ移用した電動リクライニングベッドであるという点です。
縫い目がないシームレスマットを採用することによってワンランク上の寝心地の良さを実現しています。
また、カバーにはストレッチ生地を採用しているため、収縮性がある上に肌触りもサラサラですので非常に使いやすく設計されています。
リクライニングはダブルファンクションによるリクライニングとなっており、頭部から先にゆっくりと起き上がることができますので、身体に負担をかけずに起き上がることができるようになっています。
その⑤ 【89,800円】電動リクライニングベッド
こちらのベッドは2モーター方式の電動リクライニングベッドです。
再度ガードが2本付属しており、ベッドからの転落を防止することができるのと同時に背面を持ち上げた際にできるマットレスとフレームとの間にネットが付いていますので、安全性の高い設計となっています。
また、ベッドの高さを4段階で調節することが可能になっていますので、要介護者の身長に合わせた高さに調節することによって無理なく利用することができるようになっています。
まとめ
ここまで在宅介護では多くの方が利用する介護ベッドについて性能がよくて安いものをピックアップして紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
介護ベッドには高いものから安いものまで様々なものがありますが、解説してきたように無理に高いものにこだわる必要はなく、安いものでも十分在宅での介護で使用することができます。
この記事では安い介護ベッドを紹介してきましたが、安い介護ベッドを探しているという方は紹介してきたベッドなども参考にしつつ、予算内で納まるものを見つけていただけたらと思います。