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【初心者必読】介護技術入門!足浴の目的は?効果・手順もご紹介

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【初心者必読】介護技術入門!足浴の目的は?効果・手順もご紹介
足浴とは名前の通り足を洗う入浴方法ですが、足浴は足を清潔にするだけでなく、血流を改善する効果や安眠効果などもあります。

この記事では足浴の目的や効果・手順まで詳しく解説します。

足浴とはなにか

足浴とはなにか
足浴とは、病気などによる身体的な理由で全身浴が難しい人に施す「部分浴」の一種です。

部分浴とは体の一部のみをお湯に浸ける入浴方法で、足浴のほかにも「手浴」「座浴」(お尻だけの入浴)などがあります。

その① 足浴の目的

足浴の目的はその人の病気や疾患によって様々です。

全身浴の拒否や身体の状態によって全身浴が難しい人の皮膚を清潔に保つ目的があります。

また、糖尿病を患っている人が、高血糖により滞りがちな血流を良くする目的や、神経痛や狭窄症による足の痺れがある人が、症状を和らげる目的、睡眠障害の人への安眠効果などもあります。

その② 足浴で得られる効果

足浴で得られる効果には以下のようなものがあります。

・下肢の皮膚を清潔に保ち、感染症を防ぐ

全身浴と同様に足を洗浄することで爽快感が得られるだけでなく、皮膚を清潔に保ち、感染症などを予防することを目的としています。

足の皮膚を汚れたままにしておくと不衛生で、細菌なども発生しやすくなります。

足浴にはそのような事態を未然に防ぐとともに、皮膚を清潔にすることで創傷の治癒を早められるという効果があります。

・血行を良くし、血流障害を予防する

足は体の末端にある部位であり、血流が滞りやすいという特徴があります。

足浴で足を温めることで全身の血行を良くし、循環機能を高めます。

血の巡りが良くなると、老廃物の排泄がスムーズになり、むくみの改善にも役立ちます。

・リラックス効果や睡眠促進効果がある

足を温めることにより、筋肉の疲れの軽減や、疼痛の緩和という効果が期待できます。

また、全身の血流が良くなることで、気分を落ち着かせる働きのある「副交感神経」が優位になり、リラックス効果や睡眠促進効果を得られます。

足浴と同時にマッサージを施せば、さらにそれらの効果を高められるでしょう。

・足の状態を観察し、健康状態を把握する

上記3つの効果は全身浴にも見られるものですが、足浴特有のメリットとして、足の状態から健康状態を把握できるという点が挙げられます。

足浴の注意点

足浴の注意点
足浴には身体に良い効果が期待できる一方で、注意しなければならない点もあります。

以下に足浴を行う際の注意点について説明します。

その① お湯の温度の確認

足を浸けるお湯の適温は39度~42度とされていますが、介護者の手と被介護者の足は、感じる温度が異なります。

足がお湯に触れたら、必ず熱くないかの確認するようにしましょう。

また、足浴は15分程度を目安に手早く行い、被介護者の体を冷やしたり、余分な体力を消耗させたりするのを避けましょう。

体が温まりすぎて汗をかくと、体温を奪ってしまうため、汗をかかない程度の時間に収めることが重要です。

露出部分を極力少なくして、ひざ掛けやバスタオルなどで保温しながら行いましょう。

足浴が終わった後はしっかりと水気を拭き取ってください。

その② 足の皮膚疾患に注意し対処する

観察するポイントには、「皮膚が乾燥していないか」「皮膚が変色していないか」「掻痒感はないか」「臭気はないか」「爪の状態は正常か」などが挙げられます。

介護者は、足浴を行いながら被介護者の足先に何か不調の兆候が出ていないかをよく確認しましょう。

特に、水虫や爪白癬などのトラブルについては注意深く観察が必要です。

足浴の準備物

足浴の準備物
足浴を行う際には被介護者の身体に掛かる負担をできるだけ軽減できるように、準備をしっかりと行いましょう。以下が足浴の準備物です。

  • お湯の入ったバケツまたは洗面器
  • 汚水用バケツ
  • タオル2枚
  • 石鹸
  • ガーゼ
  • 防水シート
  • 新聞紙
  • かけ湯用のペットボトル
  • 差し湯用のペットボトル
  • クッション
  • バスタオルまたはひざ掛け
  • 保湿クリーム
  • 爪切り

足浴の手順

以下に足浴の手順について詳しく説明します。

  • 被介護者に足浴する旨を伝え、同意を得てから始めます。足浴を施す一定の時間は自由に動けないため、尿意や便意がないかどうかを、被介護者にあらかじめ確認してください。
  • 被介護者からの同意を得られたら、周囲の環境を整えます。寒くないように室温は22度~24度に設定し、必要に応じて窓やカーテンを閉めます。濡れては困るものがあれば、あらかじめ移動させておきましょう。床に新聞紙を敷き、その上に汚水用のバケツを置きます。
  • 被介護者の体位を整えます。上半身を起こせるようであれば、ベッドに腰掛け、足底部が床につくようにベッドの高さを合わせます。上半身を起こすことができない場合は、ベッドに横になったまま膝を曲げ、膝の下に枕やクッションをいれて体の安定を確保します。ひざ掛けやバスタオルで保温しながら、衣類が濡れないようにめくります。足元に防水シートを敷き、お湯の入ったバケツまたは洗面器を乗せます。
  • 足浴を開始します。足にお湯をかけてなじませてから片足ずつゆっくりと浸水します。石鹸をガーゼで泡立てて片足ずつ洗います。特に指の間や付け根は、洗い残しがないように丁寧に洗いましょう。
  • 両足を洗い終えたら、お湯を汚水用のバケツに捨て、ペットボトルに入ったかけ湯用のお湯をかけて石鹸を流します。片足ずつバケツから出してタオルで水分をよく拭き取ります。必要であれば、ここで保湿クリームを塗ったり、爪を切ったりしてください。
  • 最後に後片付けをします。床が濡れていないかどうかの確認が大切です。床や足に水分の拭き残しがあると雑菌の繁殖につながり、感染症などの発生を引き起こしやすくなるからです。水が飛び散っている場合は、しっかり拭き取りましょう。

まとめ

まとめ
この記事では足浴の目的や効果・手順について詳しく解説しました。

以下にこの記事の内容についてまとめます。

足浴とは、病気などによる身体的な理由で全身浴が難しい人に施す「部分浴」の一種です。

全身浴が難しい人の皮膚を清潔に保つ、血流を良くする、痺れの症状を和らげる、安眠などの目的があります。

足浴で得られる効果には
 ・下肢の皮膚を清潔に保ち、感染症を防ぐ
 ・血行を良くし、血流障害を予防する
 ・リラックス効果や睡眠促進効果がある
 ・足の状態を観察し、健康状態を把握する などがあります。

  • 足浴をする際にはお湯の温度の確認を行い、足の皮膚疾患に注意する必要があります。
  • 足浴の手順:被介護者に足浴する旨を伝え、周囲の環境を整え、準備物を準備します。被介護者の体位を整え、足元に防水シートを敷き、お湯の入ったバケツまたは洗面器にて足浴を開始します。石鹸をガーゼで泡立てて片足ずつ洗い、両足を洗い終えたら、かけ湯用のお湯をかけて石鹸を流します。タオルで水分をよく拭き取り、必要であれば処置を行い、片付けをします。

 足浴には多くの効果がありますが、それ以上にマッサージや会話などのコミュニケーションをとりながら足浴を行うことで、介護者と被介護者の信頼関係をより深めることにもつながります。

ただ足を洗うだけでなく、被介護者の気持ちや調子などにいち早く気が付けるような足浴が行えると良いです。

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