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施設タイプ別介護目標の書き方を紹介!グループホーム・病院・特養では?

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施設タイプ別介護目標の書き方を紹介!グループホーム・病院・特養では?

皆さんは普段介護目標はどのように立てていますか?

介護目標を立てるにはその人の状態を把握し、その都度状況に合わせた目標設定が必要です。

この記事では、施設タイプ別の介護目標の書き方を紹介します。
 

介護目標の必要性について

介護目標の必要性について

介護目標は一度立てたら終わりではなく、その方の状態に合わせて目標も変化していく必要があります。

変化しない目標はあまりにも壮大な目標になっているか、本人のニーズに合っていない目標である場合があります。

介護目標を立てることによって、本人の状態を理解し、その状態にあった介護を提供することができます。

施設タイプ別介護目標の立て方と例文

施設タイプ別介護目標の立て方と例文

介護目標はその方が希望する「その人らしい」生活の実現に向けた目標が設定されます。

決して介護する側本位ではなく、利用者自身の以降に沿った、前向きに取り組める目標設定が前提となります。

目標の立て方は、その利用者がどこで生活しているのかによっても違ってきます。以下に施設タイプ別の介護目標の立て方と例文を紹介します。

その① グループホームでの場合

グループホームに入居している方は認知症の症状があり、在宅での生活が難しい方です

そのような方がグループホームでの生活を安全に送ることが目標の基本となります。

グループホームでの介護目標の例としては、「下肢筋力を維持し、見守りの中安全に歩けるようになる」、「転倒せずに安全な日常生活を送ることができる」、「生活リズムを整え、健康的な生活を送ることができる」などです。

その② 病院での場合

病院で入院している患者さんの場合、長期療養が必要な方以外は、自宅または施設などへ退院する方がほとんどです。

退院後の生活を視野に入れて目標を設定すると良いでしょう。

病院での介護目標の例としては、「バランスの良い食事がとれて体調が整えられる」、「ベッドからの起き上がり、移乗動作が安全にできるようになる」、「下肢筋力をつけ見守りの中安全に歩けるようになる」などです。

その③ 特別養護老人ホームでの場合

特別養護老人ホームに入所している方は、生活介助を受けながら施設での生活を送っています。

適切な介助を受け安全に施設での生活を送ることが目標の基本となります。

特別養護老人ホームでの介護目標の例としては、「見守りや介助を受けながら安全にトイレで排泄ができる」、「本人の嚥下状態に合った食事を摂ることができる」、「介助により、安全な入浴ができ、清潔が保てる」などです。

その④ デイサービスでの場合

デイサービスに通う方は在宅での生活をしている方であり、デイサービスに通うことで在宅での生活がよりよくなるという観点で介護目標を立てると良いでしょう。

 
デイサービスでの介護目標の例としては、「デイサービスでの介助を受けながら、少しでも自分で洗えるようになる」、「デイサービスを利用し、社会参加の機会を持ち、心身機能の低下を防止する」、「デイサービスでのリハビリによって、下肢筋力を向上し移乗動作が安全にできる」などです。

介護目標でもPDCAサイクルを取り入れよう

介護目標でもPDCAサイクルを取り入れよう

PDCAサイクルは聞いたことがありますか?これは介護目標にも取り入れられるサイクルです。以下にPDCAサイクルについて説明します。

その① PDCAサイクルとは

PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。

gg0733 表①

その② P【PIan】

PDCAのP(Plan)は「計画する」ことです。

目標を設定し、業務計画を作成する段階のことです。

まず、解決したい問題や利用したい機会を見つけて理解を深めます。

そして、目標における情報を収集し、解決策を考え、計画を立てていきます。

ここまでがPの段階です。

その③ D【Do】

PDCAのD(Do)は「実行する」ことです。

Pの段階で立てた計画を実際にやってみる段階のことです。

問題を解決するための方法を見つけたら、少しずつ試してみてください。

試す際にはその方法が有効だったか無効だったかも記録しておきましょう。

次の段階で使えます。

その④ C【Check】

PDCAのC(Check)は「評価する」ことです。

計画に沿って実行出来ていたのかを評価する段階のことです。

この段階で試してみた解決策の結果を段階①のPla(計画)の時の予想と比較して分析し、解決策が有効かどうかを評価します。

その⑤ A【Action】

PDCAのA(Action)は「改善する」ことです。実施結果を検討し、業務の改善を行う段階のことです。Pで計画し、Dでテストをした結果をCで評価し、最後のAで実行します。

PDCAはサイクルであり、始まりも終わりもありません。

最後のActionの段階が終了して改善した時点をまた新たにベースラインとして、より良い解決策を探し続けます。

介護目標にもこのPDCAサイクルを取り入れることができます。

アセスメン(問題を発見)→計画立案(解決法の作成)→実施(解決の実践)→中間評価と最終評価(解決法の効果判定、修正)というサイクルで介護を実施することにより、①利用者、家族の課題、②課題に対する具体的な目標、③目標を達成するための具体的なプログラム、④目標やプログラムの効果を判定するためのテスト、が生まれてきます。

これらを介護目標に陥れることで、より具体的な目標を設定することができます。

まとめ

まとめ

この記事では施設タイプ別の介護目標の書き方について解説しました。以下にこの記事の内容についてまとめます。

  • 介護目標はその方が希望する「その人らしい」生活の実現に向けた目標が設定されます。
  • グループホーム、病院、特別養護老人ホーム、デイサービスなど、その方がどこで生活しているのかにより、施設タイプ別に介護目標の立て方が変わってきます。
  • 介護目標でもPDCAサイクル(Plan:計画・Do:実行・Check:評価・Action:改善)を取り入れることによって、より具体的な目標を設定することができます。

介護目標を立てる際には、介護する側本位にならないよう、利用者にしっかりと話を聞き、その方のニーズから設定していく必要があります。

目標の立て方は利用者の生活している施設によっても変わってきますが、まずは利用者の「こうなりたい」という目標が重要です。

介護目標は一度立てたら終わりではなく、PDCAサイクルを活用し、より良い目標に変化させていくようにしましょう。

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