介護支援専門員の資格試験に合格するには、相当量の学習が求められます。
しかし介護支援専門員の試験勉強を行う際、どの参考書を購入したらよいか、頭を悩ませた経験がある方もいるのではないでしょうか。
今回はケアマネージャーの資格試験に関する参考書の選び方や、おすすめの予想問題・過去問・テキストをご紹介していきます。
介護支援専門員の参考書について、興味がある方はご参考になさってください。
介護支援専門員のテキスト等の選び方
おすすめの参考書の紹介に移る前に、介護支援専門員のテキスト等の選び方を解説していきます。
ケアマネージャーの参考書を選び際のポイントは、3つ挙げられます。
1つ目が出版年月日です。
介護保険法は定期的に法改正が行われており、介護支援専門員の資格試験には、法令関連の知識が問われます。
可能な限り、最新版の参考書を用意するよう心がけたいところです。
2つ目がテキストと過去問・予想問題の割合です。
ケアマネージャーに限らず、資格試験の勉強を行う際に重要なのが、知識のインプットとアウトプットを効果的に行うことです。
資格試験についての知識を記憶するのがインプットであり、記憶した知識を用い問題を解くことがアウトプットに当たります。
テキストのみや、過去問・予想問題のみだけを購入するのではなく、両方を用意することをおすすめします。
3つ目が参考書の大きさ・重さです。
自宅でのみ試験勉強を行う予定であれば、参考書のサイズに気を配る必要はありません。
しかし外出先や、移動中の隙間時間に学習を行おうと考えている方は、持ち運びする際に負担にならない大きさ・重さかを検討しましょう。
以上が介護支援専門員のテキスト等の選び方についてです。
次の項目からは、おすすめのテキスト等を7点ご紹介していきます。
NO.1 ケアマネ試験 法改正と完全予想模試’21年版
『ケアマネ試験 法改正と完全予想模試’21年版』は、法改正関連情報や、資格試験の出題傾向、資格試験の攻略法等が記載されたテキストです。
実用書や資格試験関連書籍の出版を行っている、成美堂出版の参考書になります。
テキストの他、別冊問題冊子がついていますので、問題集としても活用することが可能です。
別冊の問題集には3回分の完全予想模試と、それの解答・解説が記載されています。
模試の内容は介護支援分野、保健医療サービス・福祉サービスの知識等を問うものとなっています。
解答を隠すことができる赤色のシートが付属しているのも、本書籍をおすすめするポイントの1つです。
NO.2 ケアマネジャー実践予想問題’21
『ケアマネジャー実践予想問題’21』は、人文文芸書や資格・検定関連書籍、学校案内書などの幅広い書籍の発行を行っている晶文社の、ケアマネの資格試験問題集です。
2021年の法改正に対応しており、過去問を分析して考え出された実戦形式の予想問題が収録されています。
問題数は1回分60問であり、それが5回分ありますので、計300問の予想問題を通し、ケアマネージャーの試験勉強が行えます。
一分野のみをピックアップするのではなく、出題範囲をカバーしており、解説・解答集は別冊となっているため、答え合わせをするときには問題集をめくる必要はありません。
アプリ版として、晶文社の完全無料 過去問解説が公開されていますので、テキスト・問題集選びを行う際の参考にすることをおすすめします。
関連書籍に晶文社より、『ケアマネジャー基本問題集’21上・下』、『ケアマネジャー合格テキスト’21』が刊行されています。
本書籍を選ぶときには、あわせて関連書籍のチェックを行いましょう。
NO.3 現役講師が教える ケアマネ合格テキスト’20年版
NO.1で紹介した『ケアマネ試験 法改正と完全予想模試’21年版』と同じ、成美堂出版から刊行されている、ケアマネージャー資格試験のテキストです。
過去問を分析した結果から、試験対策として必要な項目にスポットを当てて解説を行っています。
理解の助けとなるように、図表が多く記載されているだけでなく色文字を用いて、キーワードを強調していることが特徴的なテキストです。
赤色のシートが付属しているため、当該シートを活用し重要な用語を隠しながら、テキストを読み進めることができます。
内容は介護支援分野、保健医療サービス分野、そして福祉サービス分野の3章にわけられます。
本記事作成時点では、当該書籍の21年版が出版されていないため、他の最新テキストとあわせて活用することを、強くおすすめします。
ページ数が560ページもあるため、持ち運ぶ際には、手提げ袋やリュックを活用するとよいでしょう。
NO.4 1日45分×60日ケアマネジャー絶対合格テキスト2020年版
『1日45分×60日ケアマネジャー絶対合格テキスト2020年版』 は、自己啓発書やビジネス書、実用書を取り扱う大和書房のテキスト・問題集です。
試験に出やすい項目や過去問、予想問題の紹介を行っており、厚生労働省が作成した試験問題出題範囲や、介護支援専門員基本テキストに対応しています。
資格試験の出題範囲を集中的に学習できるよう、1日の勉強時間を45分とし、60日間で試験範囲を網羅できるようにつくられていることが特徴的です。
前の項目で紹介した『現役講師が教える ケアマネ合格テキスト’20年版』と同様に、当記事作成時点では2021年度版が刊行されていません。
他の最新版テキスト・問題集と併用し、当該書籍を活用するようにしましょう。
NO.5 ケアマネジャー試験ワークブック2021
『ケアマネジャー試験ワークブック2021』は高齢福祉・障害福祉関連書籍、実用書、そして介護福祉士・社会福祉士などの資格試験書籍を扱う、中央法規出版の参考書です。
出題頻度をA~Cの3段階にわけ、各項目の冒頭に記載しているほかにも、図表・イラストを用い、簡素でわかりやすい解説が用いられています。
各項目の最後には、基本理解度CHECK!!があり、○×形式の問題を解きながら、理解度をチェックすることが可能です。
他のおすすめ参考書と同様に赤シートが付属しており、重要なポイントを隠しつつ、繰り返して学習を行えます。
関連書籍に、『ケアマネジャー試験合格問題集2021』や、『ケアマネジャー試験過去問解説集2021』、『ケアマネジャー試験過去問でる順一問一答2021』が出版されています。
『ケアマネジャー試験合格問題集2021』については、次の項目で紹介しますので、そちらをご覧になってください。
NO.6 ケアマネジャー試験合格問題集2021
『ケアマネジャー試験合格問題集2021 』は、前述の『ケアマネジャー試験ワークブック2021』の関連書籍であり、介護支援専門員の試験問題集です。
問題数は300問で、過去問から出題傾向を分析し、問題が作成されています。
答えを暗記するのではなく、詳しい解説により答えを導き出すための知識を学ぶことができ、本試験と同様の問題形式が採用されています。
ケアマネージャーの本試験では、5つの選択肢から2または3つの、正しい答えを選ぶ形式で出題されます。
1つの問題は1ページで完結しますので、問題を解いている途中で、ページめくりをする必要はありません。
問題と解説が同じページに記載されていることも、おすすめポイントの1つです。
頻出問題には「頻出マーク」!がついており、どの問題を優先して学習していけばよいか、視覚的に理解することが可能です。
当該書籍にはチェック欄が記載されているため、問題集を何回解いたか記録しておけます。
繰り返し学習する際に、チェック欄を活用するとよいでしょう。
NO.7 詳解 ケアマネ試験過去4年問題集’21年版
NO.1・3で紹介した参考書と同様の、成美堂出版から刊行された問題集です。
令和2年からさかのぼり、過去5回分の過去問とその答え、解説が記載されています。
過去問を解くことにより、出題傾向が把握でき、効率の良い学習に結びつけます。
ケアマネ試験の出題傾向と対策のほかに、ケアマネ試験のガイダンスについて記載されていることが、特徴的な問題集です。
まとめ
介護支援専門員のテキスト等の選び方や、おすすめの参考書を解説してきました。
ケアマネージャーの参考書について、理解を深められたのではないでしょうか。
【売れ筋べスト7】介護支援専門員予想問題・過去問・テキストをまとめると
- 介護支援専門員の参考書を選ぶときのポイントは、出版年月日やテキスト・過去問の割合、大きさ・重さである
- 介護保険法は定期的に法改正が行われているため、最新版の参考書を用意したい
- 資格試験に関する知識のインプットとアウトプットを効果的に行える、予想問題・過去問・テキストを選ぶのが重要なポイントである
ということがあります。
資格試験に関する参考書は内容の良し悪し以外に、好みもあるため、可能であれば書店におもむき、テキスト等を実際に手にすることをおすすめします。
ざっとで構いませんので、参考書の内容を確認し、自分に合ったテキストや過去問、予想問題集を選ぶようにしましょう。